発注者に知ってほしい!工場建設の工事費用における4つのポイント

最終更新日:
発注者必見!工場建設時の工事費用に関する4つのポイント
大規模な工場建設を発注する際にも、工事費用に関わる4つの基礎知識を把握することで、コスト削減などの調整が可能となります。またこういった知識を把握していると、建設業者といった専門家とのコミュニケーションもスムーズになりますので、より良い工場建設を行なうためにも、発注者が知っておくメリットは大変大きいと考えて良いでしょう。今回は、工場建設計画に好循環をもたらす、4つのポイントを紹介していきます。
ポイント1 工場建設における工事費用はどのぐらいかかるもの?
鉄骨造で外装を簡素にしたシンプルな工場は、仕上げを最低限に抑えることで20万円台/坪から建設可能となります。ここに従業員トイレや水道などの設備を併設すると、30万円台/坪の工事費用となるのです。一般的な工場では、ここに事務所や更衣室、従業員の休憩室などを配置することが多いため、外壁のグレードを高めるとともに、居住性を確保すると40万円~50万円台/坪の工事費用になると言えるでしょう。
ポイント2 効率良くプランニングを実現するためには?
工場建設計画をスムーズに実現するためには、「生産ラインの流れを設計者に伝えること」と「設置機器のスペックを調査確認すること」が必要不可欠です。この2つの作業は、基本的に発注者が行なうべき存在です。こういったポイントを設計者に教えないまま工場建設を進めてしまうと、実際に機器を設置するタイミングで「床にピットを開けられない」といったトラブルが生じることもあるため、注意をしてください。
ポイント3 機能性の高い工場の建設費用を抑えるコツとは?
工場の容積を抑える建設設計を行なえば、部材のコストを削減できます。また「必要以上に天井を高くしないこと」に心掛けるだけでも、真夏の冷房コストを抑えられるため、容積の小さな工場は事業運営にさまざまな好循環をもたらすことが多いのです。しかしあまりにもコンパクトな工場は、そこで働く従業員に窮屈さを与えることもありますので、ポイント2で紹介した生産ラインの流れに注意することも、発注者には必要な考え方だと言えるでしょう。
ポイント4 施工設計をひとつの会社に依頼する
工場建設におけるコスト削減を重視するなら、施工設計を一貫して行える会社の利用がおすすめです。こういった業者に工事依頼を行なうと、円滑な社内コミュニケーションによって工期も大幅短縮できるケースが多いと言われています。特に工場設計の場合は、デザイン性よりも実用性や機能性が重視されることがほとんどとなりますので、施行設計を行なう会社でも大きな問題はないと考えて良いでしょう。
工場・倉庫の暑さ対策に『クールサーム®』

屋根に塗るだけで空調代を削減!※1
可視光線、近赤外線のほとんどを反射し、また一部吸収した太陽エネルギーを遠赤外線として放散、さらに遮断層を作り熱伝導を防ぐ、といった特性を持つNASAが開発した特殊なセラミックで屋根や壁面を塗装。劣化の原因となる紫外線もカットして、断熱効果は長期間(10年以上※2)持続可能。コスパの高い断熱素材です。
※1 理想科学工業㈱霞ヶ浦工場の実例を元に、イメージ表示し得られたデータを元に室内空間の温度上昇を抑制することから、空調設備の温度を上げることで電気代等の削減が期待できます。
※2 クールサーム®の実証実験にて10年以上の耐久性を確認しています。詳しくは弊社スタッフまでお問い合わせください