建築関係法令適合工場・倉庫とは？法令適合工事の流れ 【公式】工場建設・倉庫建設なら「カナリス建築」滋賀・京都・福井｜株式会社澤村

建築関係法令適合工場・倉庫とは？法令適合工事の流れ

最終更新日:2021/03/09

工場や倉庫を活用していく上では、安全性にこだわり、リスクヘッジを行いつつ快適な環境を構築することが大切です。

安全性をより明確にするためには「建築関係法令」を強く意識するとよいでしょう。

建築関係法令とはなんなのか、また建築関係法令に適合している工場や倉庫とはどんなものなのか、改めて確認しておきましょう。

建築関係法令とは

建築関係法令とは、建物を建築するにあたって適合を求められている各種「建築基準法」のことです。

具体的には建築基準法施行令第9条をはじめとした法令、命令、条令などです。

「消防法」、「耐震改修促進法」、「バリアフリー法」、「省エネルギー法」というような種類があり、それぞれに異なる着眼点から安全な建築物を実現するためのポイントを定め、審査の対象としています。

例えば、万が一工場・倉庫や近辺で火災が発生した場合、被害の広がりやすい、また避難しにくい構造であれば非常に危険な状態となってしまうでしょう。

のちのち「建築基準法に即していなかった」とわかれば、企業のイメージは著しく下がってしまいます。

さらに食品に関連した工場や倉庫であれば、衛生管理を徹底するために「HACCP」と呼ばれる衛生管理手法も導入されています。

こうした法令を遵守した環境づくりに徹底することによって、企業としての信頼獲得にもつながるでしょう。

建築関係法令適合工場・倉庫とは

工場や倉庫の安全性を追求するためには、専門知識を保有する業者を通じて審査を行いつつ、建築関連法令に適合させていく必要があります。

例えば、チェックリストを用いて次のようなポイントに着目し、工場・倉庫の状態を審査していきます。

・主要構造はなにか
・建蔽（けんぺい）率や容積率に問題はないか
・建物の高さに問題はないか

このほかにもさまざまな観点から、建築基準法に適合しているか審査を受けることで、安全な環境であることを証明できます。

ただし「建築関係法令に適合さえしていればいい」という単純な話ではありません。

改修工事を行えば、少なからず生産へ影響を与えます。

コストを気にするあまりに必要最低限の改修工事で済ませてしまうと、建築関係法令には適合しているものの業務効率ががくんと落ちてしまう可能性もあるのです。

建築関係法令に適合するのは最低条件として、そこからさらに「使い勝手がよく、業務効率化に貢献する工場・倉庫」を目指すことが重要です。

建築関係法令適合のための流れ

審査のためにはまず、業者へ連絡し事前相談を行います。

どのような調査を行うか、調査費用などとあわせて確認し、調査や工事について詳細を確かめます。

気になることがあれば、このタイミングで業者とよく話し合っておきましょう。

内容に問題がなければ日を改めて現地調査に入ります。

当日は専門的な知識を持つ業者によって建築基準法や消防法など、さまざまな観点から工場・倉庫の現状を審査していきます。

法令との適合性について検討した結果、問題のない部分と適合していないと考えられる部分とを明確にしていきます。

適合していない部分については、現状をよく確認した上で、もっとも効果的な改修方法を考えなければいけません。

改修工事にはさまざまな方法がありますが、どの方法が適しているかは状況によってまったく違います。

そのため、実際に改修工事を行う前のチェックが非常に重要と言えるでしょう。

また建物の改修工事前には「法的検証」と呼ばれる検証も行われます。

改修工事をしたことによって法令違反にならないよう、きちんと検証した上で、実際の工事へ入っていきます。

工場・倉庫にまつわるお悩みは澤村へご相談を

法令に適合した安全性の高い工場・倉庫にするためにも、改修工事のご依頼は澤村へご相談ください。

澤村では、建築関係法令を意識した各種改修工事のご要望にお応えしております。

工場や倉庫は設備によって機能性の高い施設にも、法的に問題のある施設にも変わってしまいます。

火事をはじめとした各種トラブルは突然起きるものですから、早めに改修工事をしておかないとなにかあったとき「問題のある企業」として広まってしまうかもしれません。

適切な審査と法的検証によって、限られた条件の中で改修工事を叶えます。

費用について、工事内容についてなど気になることはなんでもお気軽にお問合せください。

まとめ

施設の安全性は、そのまま企業の信頼性にもつながる重要なポイントとなります。

澤村なら、建築関係法令に適合していない工場や倉庫にもケースごとに違った適切な工事をご提案させていただきます。

まずはお気軽に、お悩みや費用などの気になる点についてご相談くださいませ。