食品保管倉庫を建築するなら、知っておきたい倉庫の種類と特徴
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食品製造においては、生産過程の設備にこだわることと同様に在庫管理のための設備にこだわることも重要です。
品質を損なわず、ニーズに合う保管設備を実現したいなら食品保管倉庫の活用を検討してみてはいかがでしょうか?
これから新しく食品保管倉庫を建築しようとしている方へ向けて、食品保管倉庫の種類や特徴をご紹介していきましょう。
- 食品保管倉庫とは保食品の状態や質にもっとも合った温度・湿度をキープできる専用の倉庫
- 食品保管倉庫の種類は常温倉庫、低温倉庫、冷蔵倉庫、冷凍倉庫
- 食品の種類で適切な保管温度が違い最適な食品保管倉庫を作ることは非常に重要
食品保管倉庫とは
食品保管倉庫とは、食品の保管に特化した倉庫のことです。
一般的に倉庫というと「会社や家の空いたスペースに設置する、なんでも置ける場所」とイメージするのではないでしょうか。
しかし例えばホースやスコップなどの園芸用品、洗剤やスポンジなどのカー用品、掃除機やモップなどの掃除用具が雑多に収められた場所に食品を置くのは抵抗がありますよね。
そんなとき、保管したい食品の種類や量に応じた食品保管倉庫が必要になるのです。
食品の品質を落とさずに保管するためには、衛生面の問題だけでなく倉庫内の環境にもこだわらなければいけません。
特に温度や湿度は、食品の状態に大きく関係します。
これらが不適当な場合、食品が傷んだりかびが生えたり、水分が失われてしまったりします。
食品を保管するのであれば、保食品の状態や質にもっとも合った温度・湿度をキープできる専用の倉庫を選びましょう。
食品保管倉庫の種類
食品保管倉庫の温度に注目した場合、次のような種類に分けることができます。
◆常温倉庫
◆低温倉庫(定温倉庫とも呼ばれます)
◆冷蔵倉庫
◆冷凍倉庫
これらの種類からさらに、サイズ、コスト、設置場所などの条件に応じて適切な倉庫が変わります。
多様な種類で展開されているため、どれを選べばいいか悩んでしまうかもしれませんね。
食品保管倉庫を選ぶ上では「何を、どのくらい保管するか」についてよく考える必要があります。
保管する食品が異なれば、当然適切な温度も変わり、温度違いの倉庫を複数設置すべき場合もあれば、大きな倉庫ひとつでこと足りる場合もあるでしょう。
まずは、それぞれの倉庫の特徴やメリット・デメリットをしっかり理解しておきましょう。
常温倉庫の特徴
常温倉庫とは、倉庫内の温度を調整することなく、常に常温で保管できる倉庫のことです。
食品以外の分野でも多く用いられる最も一般的なタイプであり、倉庫内の温度は外気によって変わります。
夏は暑くなりやすく、冬は冷えやすいことから、温度に関係なく保管できる食品に向いています。
メリットとしては、他の食品保管倉庫に比べ費用を抑えやすいことが挙げられます。
冷却に必要な装置を組み込む必要がない分、限られたコストの中でも十分な面積の倉庫を実現しやすいでしょう。
倉庫のサイズもバリエーション豊かで、ニーズに合わせて適切なサイズのものを選ぶことができます。
一方で、外気の影響を受けて倉庫内温度が変化しやすいことから、設置場所によっては十分考慮しなければいけません。
たとえ常温保存可能な食品のための倉庫でも、直射日光にさらされて倉庫内が高温になってしまえば、食品も大きなダメージを受けるでしょう。
低温倉庫(定温倉庫)の特徴
低温倉庫とは、常に低い温度が保たれている倉庫のことです。
多くの場合、倉庫内温度が10~20℃に保たれている倉庫のことを「低温倉庫」もしくは「定温倉庫」と呼びます。
低温倉庫なら、夏場や熱くなりやすい立地でも常に一定の保管温度を保つことができ、食品の劣化を防止できます。
低すぎず、高すぎない絶妙な温度を保てるのが魅力で「あまり涼しい環境で保管するとかえって品質が落ちてしまう」という食品も安心して保管できるでしょう。
常温保存もできる食品を、念のために低温倉庫で保管しておくというのもひとつの手です。
ただし、低温といっても10℃以下で保管しなければならない食品には向きません。
より低い温度を保ちたいなら、冷蔵倉庫や冷凍倉庫を選びましょう。
冷蔵倉庫、冷凍倉庫の特徴
冷蔵倉庫とは、一般的に10℃以下の温度をキープできる倉庫のことを指します。
「なまもの」と呼ばれるような水産物や畜産物は、冷蔵倉庫で保管することをおすすめします。
さらに低い温度で保管しなければならない食品の場合には、冷凍倉庫を選びましょう。
基本的に、10℃以下の倉庫は「冷蔵倉庫」として扱われていますが、その中に「冷凍倉庫」と区別される倉庫もあります。
冷蔵倉庫では10~-20℃のものがチルド級(C級)、-20℃以下のものがフローズン級(F級)と呼ばれています。
その区別においては、F級のものがイコール冷凍倉庫に当たります。
メリットはなんと言っても食品の鮮度が保てることで、常温では傷みやすい食品を扱う場合なくてはならない存在です。
一方で、常温倉庫に比べ建築コストが高くつきやすい点には注意が必要です。
知識やノウハウのない業者へ頼むと、法外な費用を請求されてしまう可能性もあります。
冷蔵・冷凍倉庫を含め、食品保管倉庫を建てるなら、実績の豊富な当社へご相談ください。
まとめ
食品の種類ごとに適切な保管温度が違うからこそ、最適な食品保管倉庫を作ることは非常に重要です。
澤村では、さまざまなニーズに合った食品保管倉庫をご提案いたします。
コストやサイズ、倉庫の種類もあわせて、ご要望をお聞かせください。
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- 2008年
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- 優秀ビルディング
資格所有者
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一級建築士 8人
一級建築施工管理技士 21人
一級土木施工管理技士 8人
二級造園施工管理技士 4人 -
宅地建物取引士 9人
設備設計一級建築士 1人
土地家屋調査士 1人
一級建設業経理士 2人
会社概要
社名 | 株式会社澤村 |
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資材センター | 滋賀県高島市勝野873-1 |
創業 | 昭和25年12月6日 |
資本金 | 50,000,000円(グループ全体) |
従業員数 | 138名 (グループ全体)※2022年9月時点 |
売上高 | 50億 (グループ全体)※2022年9月実績 |
営業種目 | 建築一式、土木一式、大工工事、水道施設工事、とび・土工工事、造園工事、左官工事、石工事、屋根工事、タイル・れんが・ブロック工事、鋼構造物工事、鉄筋工事、舗装工事、板金工事、ガラス工事、塗装工事、防水工事、内装仕上工事、熱絶縁工事、建具工事、宅地建物取引業、建築・土木設計、土地活用 |
許可・登録 | 〈建設業許可〉 滋賀県知事許可(特・般-3) 第80123号 〈一級建築士事務所〉 滋賀県知事登録(カ) 第126号 〈宅地建物取引業者〉 滋賀県知事登録(12) 第1267号 |
役員氏名 |
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取引銀行 | 滋賀銀行 高島支店 関西みらい銀行 安曇川支店 滋賀県信用組合 安曇川支店 |
関連会社 | 株式会社トータル・オーガニック・プランニング 沢村ホーム株式会社 |
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