売れ残ったお米の保管に困ったら!屋外用のお米保管庫「低温倉庫保管」を活用しよう

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コロナ禍で例年に比べ思うように製品が売れず、困っている生産者も多いのではないでしょうか。
米農家の場合も同様に、せっかく収穫した新米が例年に比べて売れず、売れ残りのお米をどう扱うべきか困っているケースがめずらしくありません。
保管場所に困ったお米は、屋外にお米保管庫を作ることで解決へ導いてはいかがでしょうか。
お米保管庫とは
お米保管庫とは、その名の通り収穫後のお米を保管しておくために使われる倉庫のことです。
米袋の保管にはどうしても場所をとりますが、お米保管庫にまとめておけば生活範囲のスペースをとられることはありません。
お米保管庫は他の倉庫と違い、横幅も高さも奥行きも、米袋に合わせたサイズで作ることができます。
保管したい米袋のサイズを考慮しながら「米袋◯個分」と計算して計画的な倉庫を実現でき、無駄のない設計が可能です。
一方で「わざわざ専用倉庫が必要?」、「通常の倉庫でお米を管理してはいけないの?」と思うかもしれません。
しかし、お米を保管するなら空気の循環機能や除湿機能にこだわりましょう。
これらの機能は、お米の品質を落とさないために必要不可欠です。
お米保管庫の種類
お米保管庫には、小屋やガレージ内での利用を目的とした「屋内用」のものと、土地に直接設置する「屋外用」のものがあります。
屋内用のものは、外気や雨からお米を守るための頑丈な造りにする必要はありませんが、結局「お米保管庫を置くための倉庫」が必要になってしまいます。
設置する倉庫の地面との兼ね合いも大切で、設置の際にお米保管庫ががたつかないように板などをかませて調整する必要もあります。
屋外用のものであればそうした微調整は必要なく、また調整をしないことで使用感が悪くなってしまう心配もありません。
さらに、お米の品質を落とさずに保管する上では倉庫の温度も適切なものを選ぶ必要があります。
倉庫には大きく分けて常温のものと低温のものがありますが、お米を長い期間安全に美味しく保存したいのであれば、低温倉庫を選びましょう。
低温倉庫によってお米を保管する魅力
低温倉庫とは、倉庫内の温度を常温よりも低い一定の温度にキープできる倉庫のことです。
寒い冬も暑い夏も、外気や環境の変化に関係なく倉庫内はお米の管理に適した温度を保つことができます。
低温倉庫の最大の魅力は、なんといっても徹底した温度管理によって収穫したお米の鮮度をキープできることにあります。
お米は一度収穫してからも、呼吸を続けています。
呼吸は必要な現象ですが、呼吸するたびお米本来の成分を分解してしまい、さらに脂肪を酸化させてしまいます。
温度が高い場所で管理され、過剰に呼吸をしたお米は劣化してしまうため、美味しさをキープするには低温で保管しなければならないのです。
温度と同様に、お米の美味しさを保つために注意したいのが湿度です。
お米は湿度の高い環境で管理していると、カビが生えやすくなってしまいます。
また、高温多湿な環境は虫が湧きやすくなることも特徴です。
湿度が高くなりがちなシーズンは、特に注意して管理しなければいけません。
季節の移り変わりの中で、一年を通じて適正な温度、湿度を保つのは簡単ではないからこそ、常温倉庫ではなく低温倉庫を選ぶべきなのです。
低温倉庫の選び方
低温倉庫にもさまざまなバリエーションがあるため、どれを選んでいいものか悩んでしまうのではないでしょうか。
低温倉庫を建築する際には、まずどのくらいのお米を管理するためにどのくらいのサイズの倉庫を作るのか、といった条件を考えます。
例えば、できるだけ多くの米俵が管理できるよう大きな倉庫が欲しいのか、数袋管理できる程度のコンパクトなものでいいのかといったニーズはそれぞれ違いますよね。
所有している土地の面積にもよりますし、米販売店に併設するなら空いたスペースの中で設置する方法を考えなければいけません。
続いて予算を決定し、条件の中で納得できる低温倉庫を探していきます。
とは言え「お米の低温倉庫ってだいたいどのくらいなの?」と具体的にイメージできず悩んでしまうことこあるのではないでしょうか。
そんなときは、ぜひ澤村へご相談ください。
澤村では、お客様のニーズをおうかがいした上で条件にぴったりな屋外用のお米保管倉庫をご提案いたします。
新鮮なお米をお客様へお届けするため、ぜひこの機会にご検討ください。
まとめ
環境や社会が変わっていく中で、どうしてもお米の売れ行きにもばらつきが出てしまうものです。
澤村では、屋外用のお米保管倉庫のご依頼も承っております。
予算や納期のご要望についても、お気軽にご相談くださいませ。
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