食品加工工場に最適な床とは?不適切な床が引き起こすトラブルと対処法
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食品加工工場では、床が濡れた状態のままでいることによってさまざまなトラブルを引き起こしかねません。
それでは具体的にどのような危険があるのか、解説していきましょう。
トラブルを避けるために見直したい床材のポイントについても解説していきますので、現在の環境と比較してみてください。
食品加工工場で起きてしまうトラブルとは?
食品加工工場では常に清潔な環境を保っていないと、ちょっとしたきっかけによって信頼を失うことにつながりかねません。
安全・安心な製品を安定的に提供するためにも、さまざまな法令が定められています。
特に近年では、食品加工工場の衛生管理システムとして「HACCP」という制度が基準とされてます。
例えば生産している製品にほこりや虫などの異物が混入してしまう事件は、近年多く報告されていますが、もし発生したのなら企業のイメージを著しく下げてしまうことにつながります。
さらにカビやダニが発生しやすい不衛生な環境では、製品の品質を低下させることにもなるでしょう。
衛生的な環境をキープするためには、常に清掃しやすい状態にしなければいけません。
しかし塗床材によっては水や洗剤を使った清掃が難しかったり、雑菌が繁殖しやすかったりすることもあります。
そのため、場合によっては塗床材から見直すことが重要となります。
食品加工工場に適切な塗床材とは?
食品加工工場の塗床材として最適なものは、いくつかのパターンがあります。
そして、適切な塗床材を見つけるためには「どのような用途の場所に、どのような塗床材を使うか」といった相性をよく見極めましょう。
例えば常に清掃を徹底し、衛生面で格別な意識が必要となる場所もあれば、同じ工場・倉庫内にも梱包などを行うためにどうしても汚れてしまう場所もあるでしょう。
また、食品を扱っている工場では水や油を使うこともあるのではないでしょうか。
水や油は、塗床材との相性によっては滑りやすい状態へ導きやすく、転倒事故の引き金にもなりかねません。
労災事故を防ぐためにも、部屋の用途とともに最適な塗床材について考えるようにしましょう。
清潔な環境を保つために最適な塗床材は?
食品の加工や調理を行う場所をはじめ、工場内でも特に清潔な状態を保っていなければならない場所では、合成樹脂・有機系の塗床材が適切です。
水系硬質ウレタンの塗床材であれば、水や油、熱湯を扱う環境でも問題ありません。
清潔な環境をキープするためにはこまめな洗浄が必要になりますが、水系硬質ウレタンの塗床材なら水、洗剤、薬品、スチーム洗浄も可能です。
油類がはねて床に付着してしまう可能性も考慮し、熱にも耐えられる塗床材を選びましょう。
また、油や水が飛んで滑ることのないように、防滑仕様の塗床材を選ぶことも大切です。
例えば珪砂を混ぜられている塗床材の場合は、表面がつるつるしているのではなくやや凹凸があることから、水や油が飛んだとしても滑りにくくなります。
ただし、凹凸部分に汚れが侵入してしまう可能性も高くなることから、清掃はいっそう丁寧に行わなければいけません。
汚れが起きやすい部分に最適な塗床材は?
食品の製造や加工をメインに行う場所から離れ、梱包や保管を行う部分であれば水や油を扱える塗床材である必要はないでしょう。
その分、細菌や害虫が繁殖しにくい環境にしなければいけません。
食品を取り扱う場所に比べれば、水や洗剤を利用した大掛かりな清掃をする機会は少なくなるかと思いますが、湿気にくく清潔な状態を保ちやすい塗床材を選びましょう。
また、重量のある荷物を取り扱うのなら塗床材の強度にも注目しましょう。
塗床材のひび割れやカケが起こりやすいと、異物混入にもつながりやすくなります。
単純に塗床材の強度をあげるのなら、表面を強化するという手段もあります。
最適な塗床材にするためには?
環境に合った最適な塗床材を導入するためには、業者へ依頼し現在の使用状況も確認しながら塗床材の工事を行いましょう。
工場・倉庫にまつわるご相談は、澤村へお任せください。
澤村では工場や倉庫にまつわる多くの工事実績をもとに、お客様の環境に合った塗床材をご提案いたします。
用途とご要望を踏まえ、ベストな塗床材を見極めますのでまずはお問い合わせくださいませ。
まとめ
塗床材は、食品加工工場にとって労災の予防や衛生面の管理など多様な方面に影響を与える存在と言えるでしょう。
食品の製造や加工を行う場所なのか、梱包や保管を行う場所なのかによっても適切な塗床材は違いますので、まずは専門知識をもとに環境をよく見極めましょう。
澤村では工場をますます使い勝手のよい、衛生的な状態へ導くための工事を承っていますので、まずはお声がけください。
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- 2020年
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- 2008年
- 10年連続受注賞 2005年 5年連続受注賞
- 2004年
- 優秀ビルディング
資格所有者
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一級建築士 8人
一級建築施工管理技士 21人
一級土木施工管理技士 8人
二級造園施工管理技士 4人 -
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社名 | 株式会社澤村 |
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資材センター | 滋賀県高島市勝野873-1 |
創業 | 昭和25年12月6日 |
資本金 | 50,000,000円(グループ全体) |
従業員数 | 138名 (グループ全体)※2022年9月時点 |
売上高 | 50億 (グループ全体)※2022年9月実績 |
営業種目 | 建築一式、土木一式、大工工事、水道施設工事、とび・土工工事、造園工事、左官工事、石工事、屋根工事、タイル・れんが・ブロック工事、鋼構造物工事、鉄筋工事、舗装工事、板金工事、ガラス工事、塗装工事、防水工事、内装仕上工事、熱絶縁工事、建具工事、宅地建物取引業、建築・土木設計、土地活用 |
許可・登録 | 〈建設業許可〉 滋賀県知事許可(特・般-3) 第80123号 〈一級建築士事務所〉 滋賀県知事登録(カ) 第126号 〈宅地建物取引業者〉 滋賀県知事登録(12) 第1267号 |
役員氏名 |
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取引銀行 | 滋賀銀行 高島支店 関西みらい銀行 安曇川支店 滋賀県信用組合 安曇川支店 |
関連会社 | 株式会社トータル・オーガニック・プランニング 沢村ホーム株式会社 |
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