工場で起こりやすい事故の特徴と事故防止対策 まとめ 【公式】工場建設・倉庫建設なら「カナリス建築」滋賀・京都・福井｜株式会社澤村

工場で起こりやすい事故の特徴と事故防止対策 まとめ

最終更新日:2017/04/28

食品工場の事故防止に欠かせない「5S」

食品工場において事故防止を行うためには、衛生管理の基本とも言える「5S」を徹底しなければなりません。

また、整理、整頓、清掃、清潔、躾から構成される5Sを徹底していれば、工場内における事故防止対策だけでなく、安全性の高い製造現場とも言える目標達成もできますので、これらの基本を徹底するメリットは非常に大きいと捉えて良いでしょう。

整理・整頓で予防できる工場内で起こりやすい事故とは？

5Sの先頭に掲げられている整理と整頓を徹底している工場内は、機械や設備が整然と並んでいることによって、道具の紛失や異物混入といった作業員が把握しきれないことで生じるトラブルが起こりにくくなります。

これに対して整理整頓のできていない食品工場には、目に見えないところにカビやアレルゲン物質が溜まりやすくなりますので、注意が必要です。

清掃で予防できる工場内で起こりやすい事故とは？

衛生管理が企業の信頼性に直結する食品工場においては、製造現場だけでなく、スタッフルームや出入り口などの清掃もきちんとしておく必要があります。

特に外気の入ってくる出入り口付近には、クモの巣などもできやすくなりますので、清掃を通して製造現場以外にも目を向ける作業員の心掛けが事故防止に繋がるとも言えそうです。

清潔で予防できる工場内で起こりやすい事故とは？

お客様の口に入る食品を扱う工場においては、異物混入を防ぐために、作業員の爪や髪の毛といった衛生面のチェックも必要不可欠です。

例えば、爪が長いままで食品の選別作業などを行っていると、何らかの弾みで折れた爪が商品に入って、異物混入事件に繋がる可能性も出てきます。

また「いつの間にか爪が折れていた！」といった場合は、その製造ラインで作られた製品の全てを回収する必要も出てきますので、お客様のために作ったものを無駄にしないためにも、爪や髪の毛、メイクといった衛生管理は徹底する必要があると言えるでしょう。

躾で予防できる工場内で起こりやすい事故とは？

ここまで紹介した、整理、整頓、清掃、清潔といった対策は、従業員教育による躾（しつけ）によって周知徹底される存在です。

躾のきちんとできている工場内では、経営者や管理者だけでなく現場従事者についても、自ら5Sをきちんと実践できるようになります。

またこうした工場には、無駄が少なく生産性も高い傾向がありますので、事故防止に繋がる躾の徹底は、社内に好循環をもたらしてくれると捉えて良いでしょう。