新築する建物の固定資産税を安くする方法 まとめ 【公式】工場建設・倉庫建設なら「カナリス建築」滋賀・京都・福井｜株式会社澤村

新築する建物の固定資産税を安くする方法 まとめ

最終更新日:2017/03/30

建物の固定資産税を安くしたい

住宅やアパート、マンション、工場倉庫といった建物を新築する時、誰もが今後発生する固定資産税について不安や疑問を抱えるものです。

しかし建物の評価に関して詳しく考えてみると、その仕組みをきちんと把握した上で建築すれば、固定資産税を安くできる方法が見出だせるのです。

今回は、これから何らかの建物を建てる皆さんと一緒に、固定資産税について考えていきます。

建物の固定資産税はどのように決定するの？

建物や家屋の固定資産税は、再建築価格方式という方法を用いて評価が行われます。

再建築費の調査をベースに評価を行う再建築価格方式は、建築後の年数経過によって生じた減価をしていく考え方です。

この方式で決まった建物や家屋の評価額は、都市計画税や固定資産税の課税時に用いられます。

再建築費とは？

基礎、屋根、柱、外壁、内壁、お風呂、トイレ、建具といった設備におけるサイズや品質、床面積を調査した上で、この家屋を再び建てる上でいくらかかるかを計算した金額を、再建築費と呼びます。

ここで注意すべきなのは、再建築費は実際にかかった建築費や工事費用ではない点です。

このように少し特殊な考え方で算出される再建築費は、固定資産税の算出根拠となりますので、この費用を安くする方向性で建物を建築すれば、必然的に固定資産税や都市計画税についても安くなると捉えて良いでしょう。

再建築費が安くなる設備の具体例

固定資産税を安くする建物で多く見受けられるのは、エアコン、ソーラーパネル、トイレなどの設備における工夫です。

例えば、固定資産税の節税を考えるなら、ビルトインタイプよりも動産となる壁掛けエアコンを設置した方がメリットも高いです。

しかしそれなりに大きなオフィスや工場倉庫では壁掛けエアコンでは十分な空調管理ができない実態がありますので、全ての設備を節税重視で設置するのは難しいと捉えた方が良いでしょう。

また太陽光発電に用いるソーラーパネルについても、固定資産税の課税対象となるもの・ならないものがありますので、導入前に確認するようにしてください。

まとめ

非常にたくさんの項目から算出した再建築費をベースにもとめる固定資産税の節税をするならは、個々の設備に詳しい建設会社に相談をしながら設計施工を進めていくのが理想です。

特に工場倉庫では莫大な電気代を節約するために導入すべき設備やエアコンもありますので、固定資産税の節税にこだわりすぎずトータル的に物事を考えていくのが理想と言えるでしょう。