倉庫に適した業務用エアコン選びのポイント 【公式】工場建設・倉庫建設なら「カナリス建築」滋賀・京都・福井｜株式会社澤村

倉庫に適した業務用エアコン選びのポイント

最終更新日:2017/01/26

工場倉庫にはどんな業務用エアコンを選ぶべき？

地球温暖化による異常気象で真夏の猛暑が続く今の時代は、倉庫で保管されたお客様の商品の品質を維持するためにも、効率良く建物内部を冷やしてくれる業務用エアコンを選ぶ必要があります。しかし冷やす・暖めるといった機能だけにこだわってしまうと、想定外の光熱費がかかる可能性もありますので、自社の業態や状況に適したものを選ぶことが必要だと言えるでしょう。今回は、倉庫という少し特殊な業態に適した業務用エアコン選びのポイントを詳しく紹介していきます。

工場倉庫には天吊り形の業務用エアコンがおすすめ

非常に天井の高い倉庫や工場では、オフィスに導入されることの多い天井カセット4方向型のような形状の「天井内に埋め込むタイプのエアコン」は不向きです。これに対して大容量タイプの天吊り形業務用エアコンは、多くの倉庫や工場で導入されている大変人気の高い種類となっています。天吊型のエアコンを片側の窓際に一列で並べると、庫内の空調を効率良く回転させられます。また風力を増強すれば冷気も効率良く回りますので、中間に送風機を設置するのも大変おすすめと言えるでしょう。

工場や倉庫の温度管理には個別タイプのエアコンが理想

たくさんの商品を保管する倉庫内の温度管理を目的とするなら、マルチタイプよりも個別タイプの業務用エアコンがおすすめです。マルチタイプのエアコンには、1つの室外機が故障することで全ての室外機が止まってしまう大きなリスクがあります。これに対して個別タイプの場合は、1台故障しても他のエアコンで十分に庫内の温度を保つことができるのです。

個別タイプのエアコンの導入事例

例えば、個別タイプの業務用エアコンを4基導入した倉庫で1台が故障した場合は、残りの3台で75%の能力を発揮し続けられる計算となります。また業務用エアコンの導入時には、必要となる馬力の120%前後で設計する方法が一般的ですので、故障リスクの備えといった部分にも対応できるのが個別タイプと捉えて良いでしょう。

業務用エアコン選びは入念に行なうべき

倉庫や工場内の電気代に大きく関係する業務用エアコン選びは、なるべく入念に行なうべきポイントです。工場倉庫の施工実績の豊富な設計会社では、運用コストを最小限に抑える提案ができますので、業者選びにこだわることも自社に適した業務用エアコンを設置する良策に繋がると言えるでしょう。