中小企業経営強化税制で税優遇!工場建築設備投資で100億円企業を目指す

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設備投資を計画している中小企業にとって、「中小企業経営強化税制」は成長を加速させる鍵となる制度です。税負担の軽減により、限られた資金を効率的に活用しながら、事業拡大や競争力向上を実現できます。本記事では、2025年3月に期限を迎える現行制度の概要や具体的な優遇措置、さらには活用のポイントを詳しく解説します。

さらに、工場建築や倉庫建設を通じて売上100億円を目指す中小企業が取るべき戦略や支援策も紹介します。

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この記事の監修者

鈴木 戒

JHTC HACCP上級コーディネーター / MBA

2020年からSAWAMURAの食品工場プロジェクトに参画。2022年から正式入社し同職に。食品工場建築と資産活用で多くの実績を持つプロフェッショナル。

目次

中小企業経営強化税制とは

中小企業経営強化税制は、中小企業が設備投資を行う際に税制優遇を受けられる制度です。設備投資のコスト負担を軽減し、事業拡大や生産性向上を図る中小企業にとって大きな支援となります。2025年3月31日に期限を迎える現行制度では、以下の2つの優遇措置が選択可能です。

即時償却

設備を取得した年度にその取得価額全額を経費として計上することができます。これにより、設備投資に伴う税負担を大幅に軽減し、投資回収を早める効果があります。特に初期投資が大きい場合でも、早期の費用化により資金繰りを円滑に進めることが可能です。

税額控除

取得価額の一定割合を法人税額から直接控除できる優遇措置です。具体的には、資本金が3,000万円以下の中小企業の場合、取得価額の10%を控除可能(資本金3,000万円超1億円以下の場合は7%)。即時償却と比較して、税額控除は将来的な税負担を軽減する効果があります。

対象企業

中小企業経営強化税制の対象は下記のような条件を満たす企業です。

  • 資本金1億円以下の法人
  • 資本金がない法人で、常時使用する従業員数が1,000人以下
  • 個人事業主で、常時使用する従業員数が1,000人以下

上記のほか、細かな条件が定められています。対象になるかどうかについては中小企業庁までお問い合わせください。

中小企業税制サポートセンター
電話:03-6281-9821(平日9:30~12:00、13:00~17:00)

対象の設備投資

対象となる設備は、生産性向上や収益力強化、デジタル化、経営資源集約化に関連する設備が含まれます。
具体的には以下の設備が該当します。

  • 機械装置、工具、器具備品
  • 建物附属設備
  • ソフトウェア

最低取得価額が定められており、要件を満たすことが必要です。

中小企業経営強化税制の類型

設備投資の目的や特性に応じて、税制優遇は4つの類型に分類されます。

A類型(生産性向上設備)

旧モデルと比べて、生産効率や精度が年平均1%以上向上する設備が対象です。例えば、最新の自動化装置を導入することで、生産ラインの効率を大幅に改善できます。

B類型(収益力強化設備)

年平均の投資利益率が5%以上となる投資計画に基づく設備が対象です。例えば、エネルギー効率を向上させる設備を導入することで、運営コストの削減と収益率の向上が期待できます。

C類型(デジタル化設備)

遠隔操作、可視化、自動制御化のいずれかに該当する設備が対象です。例えば、IoTセンサーやAIシステムを活用することで、工場内の作業状況をリアルタイムで把握し、効率的な運営が可能となります。

D類型(経営資源集約化設備)

修正ROAや有形固定資産回転率が一定割合以上向上する投資計画に基づく設備が対象です。例えば、既存設備を集約し、新たな生産施設に一本化することで、資源の効率的な活用が図れます。

中小企業経営強化税制を活用し、設備投資を戦略的に進めることで、成長を加速させ、100億円企業を目指す道が広がります。
制度の詳細や適用条件については、専門家に相談することをおすすめします。

100億円企業を目指す中小企業が利用できる支援策

中小企業が売上高100億円を目指すためには、設備投資と戦略的な経営が重要です。この目標を支援するため、経済産業省が新たな制度として「100億円企業認定制度」を検討しています。これは、企業が提出する「達成のための計画」を基に国が認定を行う仕組みです。

認定された企業は、税額控除率の引き上げや優遇対象となる設備投資の拡大など、さらなる支援を受けることが可能になります。これにより、資金繰りの改善と競争力の向上が期待されます。

また、この制度は日本経済の活性化に大きく寄与することが見込まれています。中小企業の大規模な成長は、地域経済の発展や雇用の創出にもつながるからです。具体的な制度内容は今後の議論を経て決定される予定ですが、認定を受けるためには、明確な売上目標や投資計画を含む「達成のための計画」を作成することが求められます。

企業がこの新たな支援策を活用するためには、事前に専門家のアドバイスを受けることが重要です。税理士や公認会計士と連携し、計画作成から申請手続きまでを適切に進めることで、優遇措置の恩恵を最大限に活用できるでしょう。積極的な設備投資と制度の活用で、次世代の「100億円企業」として飛躍するチャンスをつかみましょう。

工場建築の設備投資のメリット

工場建築の設備投資のメリットについて詳しく見ていきましょう。

生産性の向上

工場建築への設備投資により、生産ラインの自動化や効率化が実現します。例えば、最新のロボットアームやAIを導入することで、従来は人手で行っていた工程を自動化し、ミスの削減と生産速度の向上を図ることが可能です。また、全体の生産能力を引き上げることで、需要の拡大にも迅速に対応できます。

コスト削減

エネルギー効率の高い設備や省エネ対策を施した建築に投資することで、運用コストを削減できます。例えば、工場全体にLED照明を導入したり、高効率の空調システムを採用することで、光熱費を大幅に抑えることができます。さらに、効率的な設備レイアウトにより、無駄な動線や作業時間を削減し、長期的なコスト効果が期待できます。

競争力の強化

最新設備を備えた工場は、取引先や顧客に対して信頼性や先進性をアピールでき、競合他社との差別化に繋がります。例えば、環境に配慮したグリーン建築やカーボンニュートラル対応の設備を導入することで、環境意識の高い取引先からの評価が向上し、新規契約や事業拡大のチャンスが増えるでしょう。

また、設備投資により製品の品質向上が期待できるため、プレミアム市場にも参入しやすくなります。

まとめ

中小企業経営強化税制を活用すれば、設備投資の負担を大幅に軽減することが可能です。取得価額の10%(資本金3,000万円超1億円以下の法人は7%)を税額控除できるため、工場や倉庫建設に伴う税制優遇を受けることで、資金繰りを改善しながら計画を進められます。これにより、中小企業が事業拡大や競争力強化を目指し、成長の基盤を築く絶好の機会となります。

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工場や倉庫の建設を通じて、ビジネスの成長を目指すなら、まずはカナリスの無料相談をご利用ください。

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SAWAMURAについて

1950年の創業以来、地域に貢献すること、お客様の事業の発展に寄与することを目標に
さまざまな建築物を竣工してきました。1998年よりシステム建築事業をスタート。
豊富な経験と実績をもとに、さまざまなご要望にお応えします。

関西No.1のシステム建築実績。
積み重ねた施工実績とノウハウで、
確かな精度を保証します。

2020年
関西ブロック優秀ビルダー賞1位
2019年
関西ブロック優秀ビルダー賞3位
関西ブロック年間販売実績 第1位 5年連続受注賞
アティブビルダー銀賞受賞
2018年
関西ブロック年間販売実績 第3位 5年連続受注賞
アクティブビルダー銅賞受賞
2017年
アクティブビルダー銅賞受賞
2016年
アクティブビルダー銅賞受賞
2015年
アクティブビルダー 銅賞受賞
2012年
連続販売年数15年達成
2013年
15年連続受注賞
2008年
10年連続受注賞 2005年 5年連続受注賞
2004年
優秀ビルディング

資格所有者

  • 一級建築士 8人
    一級建築施工管理技士 21人
    一級土木施工管理技士 8人
    二級造園施工管理技士 4人
  • 宅地建物取引士 9人
    設備設計一級建築士 1人
    土地家屋調査士 1人
    一級建設業経理士 2人

会社概要

社名 株式会社澤村
本社 〒520-1121 滋賀県高島市勝野1108番地3
TEL. 0740-36-0130(代)
FAX. 0740-36-1661
大津オフィス 〒520-0242 滋賀県大津市本堅田三丁目33-16 エルミナ リアン 2F
TEL. 077-572-3879
FAX. 077-573-8384
敦賀オフィス 〒914-0811 福井県敦賀市中央町一丁目8-10
TEL. 0770-22-6005
FAX. 0770-47-6405
資材センター 滋賀県高島市勝野873-1
創業 昭和25年12月6日
資本金 50,000,000円(グループ全体)
従業員数 138名 (グループ全体)※2022年9月時点
売上高 50億 (グループ全体)※2022年9月実績
営業種目 建築一式、土木一式、大工工事、水道施設工事、とび・土工工事、造園工事、左官工事、石工事、屋根工事、タイル・れんが・ブロック工事、鋼構造物工事、鉄筋工事、舗装工事、板金工事、ガラス工事、塗装工事、防水工事、内装仕上工事、熱絶縁工事、建具工事、宅地建物取引業、建築・土木設計、土地活用
許可・登録 〈建設業許可〉 
滋賀県知事許可(特・般-3) 第80123号
〈一級建築士事務所〉 
滋賀県知事登録(カ) 第126号
〈宅地建物取引業者〉 
滋賀県知事登録(12) 第1267号
役員氏名
  • 代表取締役澤村 幸一郎
  • 常務取締役渡 誠次
  • 取締役藤原 甚四郎
    澤村 茂美
    下司 浩之
    萬木 義昭
取引銀行 滋賀銀行 高島支店
関西みらい銀行 安曇川支店
滋賀県信用組合 安曇川支店
関連会社 株式会社トータル・オーガニック・プランニング
沢村ホーム株式会社
関西No.1のシステム建築実績。

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