人間の仕事が奪われる！米Amazonが採用した倉庫内作業ロボットとは？ 【公式】工場建設・倉庫建設なら「カナリス建築」滋賀・京都・福井｜株式会社澤村

人間の仕事が奪われる！米Amazonが採用した倉庫内作業ロボットとは？

最終更新日:2016/03/30

ロボットが工場を仕切る！？Amazonが買収したキバ・システムとは？

物流センターにおける商品のピックアップや梱包、発送などの流れを更に効率化させたいと考えるAmazonは、2013年にロボット開発を得意とするベンチャー企業「キバ・システム」の買収を発表しました。

キバ・システムのロボットは、広々とした物流センター内を自走しながら注文通りの商品を探し出すという画期的なものです。

既に玩具販売のトイザらスや衣料品メーカーのGAPでの運用実績があるため、大規模な物流センターを有する企業にとっては非常に価値ある開発をしているのが、キバ・システムというベンチャー企業だと考えて良いでしょう。

キバ・システムの導入費用とは？

この会社のシステムを導入する際には、初期キットだけで一式100万～200万円もの初期費用がかかります。

また実際に工場内を自走するロボットについては、1000台あたり1500～2000万ドルものコストがかかるため、企業にとっては「安い買い物」とは言えない実情があるのです。

この他に運用開始までには、6ヵ月もの準備期間がかかると言われています。

ここまでかけてAmazonがシステムを導入する理由とは？

ロボット導入によって得られる最大の利点は、Amazonの中で大きな問題とされていた「手作業によって膨らむ時間と発送コストの解消」です。

インプットされたプログラムに合わせて工場内を自走するロボットは、スピーディーかつ正確に作業を行います。

また人間の作業員によって生じる「長時間労働による疲れや生産性のダウン」などもないため、コンスタントに発送作業を進めることができるのです。

作業人員の採用が少なくなれば、給与などの計算管理を行うスタッフの削減も可能となりますので、ロボット導入によって得られる利点は「現場だけにとどまらない」と考えて良いでしょう。

日本国内でも機械による人件費抑制をする企業が増えている！

日本国内におけるロボット化で最も多く見受けられるのは、スーパーマーケットなどに導入されているセルフレジです。

富士通によって認識率や学習能力の高いマシンが開発されている近年では、セルフレジ特有とも言える精度の低さに苛立っていた人たちでも満足できる機械が使える時代が到来しています。

また倉庫や工場内についてもオートメーション化が進んでいますので、サービスを受ける側や倉庫建設を行う業者にもさまざまな変化が訪れていると考えて良いでしょう。