空調設備のない工場・倉庫で結露対策や湿気対策はどのように行うの?

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低価格・短納期・大空間すべて叶えるシステム建築。

工場・倉庫・物流施設や店舗に適した工法であるシステム建築。関西1位の施工実績を持つSAWAMURAでは、設計力を活かした柔軟な対応や充実したアフターサポートの体制を整え「カナリス」として展開しています。お客さまの要望に最適なシステム建築とサービスを組み合わせ、あらゆるご要望に応えます。

この記事の監修者

株式会社澤村(SAWAMURA)

山々に囲まれ、琵琶湖を臨む滋賀県高島市。
株式会社澤村は1950年の創業以来、地域とともに歩みながら、信頼・実績・技術を受け継いできました。
現在、フィールドは滋賀・京都・福井まで広がり、130名を超えるスタッフと共に、設計・施工の一貫体制でお客さまのご要望にお応えしています。
本コラムは株式会社澤村が運営する工場建築・倉庫建築に関するお役立ちコラムです。

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目次

自然の法則を利用した湿気や結露の対策

空調設備のない環境で、自然の法則を湿気や結露対策に徹底活用するためには、まず工場倉庫の中に湿度計の設置を行う必要があります。

結露対策を徹底している会社では、工場倉庫の四方にそれぞれ1個、戸外に1個以上を設置し、傾向性を把握するために数値の記録をするのが理想としています。

屋外の湿度が高い時期は記録も重要

これは特に規模が大きく面積が一定以上の場合、特に重視したいポイントとなります。

その他、屋外の温度が屋内よりも高まる春、夏、秋の換気については、日々の記録を見ながら湿度が低い時間帯に行うのがおすすめです。

空調設備のない工場・倉庫…換気のポイントは内部まで風が通り抜けること

またこの時重要な事として倉庫・工場内の換気を行う際は開放している換気口の周辺でのみ空気が入れ替わるという状態を避け、内部まで風が通り抜けるようなイメージで換気を行うことが重要です。

よって、一箇所のみ換気孔を開放するのではなく複数の風の通り道を作ることが肝要となります。こちらは昨今の新型ウィルス感染症対策でも同様の対策が求められているため、同じようなイメージで取り組むと良いでしょう。

また台風や雨天といった前線の影響下にある時には、水分量の増えた外気を工場内に入れないためにも、なるべく扉の開放を避ける心掛けが必要だと言えるでしょう。

湿度と温度の関連性を理解した保管のポイント

工場や倉庫に湿気を嫌う商品や原材料を保管する場合は、屋内の温度分布に合った形で場所などを決める必要があります。

屋内・室内でも場所や高さによって湿度分布が異なることは既に広く知られている通りです。

しかし実務上、状況によっては湿度が高くなりやすい所に湿気を嫌う商品や原材料を保管してしまうというケースもあります。

図解の通り一般的には天井に近い高い所は、基本的に床から近い場所と比べて温度が高い傾向があるため、注意が必要です。

[出典:倉庫業法施行規則の一部を改正する省令案について – 国土交通省]

熱伝導の早いコンクリート際には注意

またコンクリートの壁や床には、熱伝導が早い特徴があります。

屋内の気温低下に伴っていち早く表面温度が下がると考えれば、結露の発生するリスクは他の材質よりも高いと捉えた方が良いでしょう。

よって季節や天候状況で湿度が高くなりやすい状況下においては、温度変化・湿気に敏感な商品や商材などの原材料は可能な限り床や壁付近には置かず、最低でも数十センチ以上は離して保管するようにしたいところです。

吸湿性の高い材質の取り扱いは?

この他に、紙類、材木、毛布などの吸湿性の高い材質は、条件次第で水蒸気を発する存在になることもあるため、湿気や結露対策を行う工場や倉庫内には置かない方が良いと言えそうです。

なお実務上や設備上どうしても湿気を嫌う素材であっても床面や壁の近くに保管・設置せざるを得ない場合はパレットを設置し、30センチから50センチ程度の隙間を空けるという方法でも湿度の低下に寄与します。

全体的に空気が滞留するところは湿度が高くなりがちです。よって空気が滞留しないような空調対策を行うことも検討の視野に入れておくべき要素ではあります。

しかし実務上そうもいかないという場合には可能な限り、こういったところに湿度や湿気を嫌う商品を設置しないことが重要と言えるでしょう。

工場倉庫で行う結露や湿気の対策とは?

湿気や結露によって商品や材料にカビや錆、悪臭が生じることを防ぐためには、品物を段ボールに入れる際に除湿剤を活用する方法がおすすめです。

方法としてはパレットに積み上げられたダンボールを一定数量ごとにストレッチフィルムなどで覆い、そのフィルムとダンボールの間に業務用・産業用の高性能な除湿剤を入れるといった方法もあります。

除湿・吸湿マット/プレートの導入

その他商材ごとではなく倉庫や工場全体を除湿する場合には上述の通りの換気対策や設置場所の検討を行う他に、施設に設置するタイプの除湿マット・プレートを導入するという考え方もあります。

こちらに関してはインジケーターによって除湿・吸湿状態を目視確認できるため、抜本的な対策が可能となります。

ただしこういった除湿剤を使用する方法を実践する時には、品物の保存期間の把握や乾燥剤の選定、どのぐらい必要かといった使用量の計算を事前準備として行う必要があります。

過度な除湿には注意

またあまりにも過度に除湿を行うと、大事な製品や加工材料自体にトラブルが生じることもありますので、湿度計などを活用しながら湿度50%を目安に保管条件を定めていくのが理想と言えそうです。

理想的な状況を作り出すため、商品の特性や状況・倉庫の現状などを部署間で連携しながら綿密に対策を打ち合わせていくと良いでしょう。

ただし上記でご紹介した内容については、一定程度の規模までの工場や倉庫に対応できる内容となります。

一定以上の面積となると、これらの方法では除湿対策や結露対策が不完全というケースも避けられないのが現状です。

昨今の気象条件も懸念材料

特に古い倉庫や工場で空調設備がない場合、昨今の気温の上昇や急激な温度変化という条件も相まって対策に限界があるというケースもあります。

この数年は特に夏場を中心として日中の気温が40度前後まで上昇し、その後夜間に気温がグンと下がるといったケースもあり、数十年前の水準と比較すると気象条件が非常に厳しいという頃合いでもあります。

業種によってはベテラン担当者の感覚的な部分に頼って工場・倉庫内の湿気や結露対策を行ってきたというケースも多く見られますが、こういった長年の感覚や経験値では対処しきれないような気候条件になっていることも、昨今の品質保証やビジネスの円滑化の面では重要視せねばならなくなりました。

工場・倉庫の新規施工という選択肢

こういった状況も考慮に入れ、工場・倉庫の新規施工という選択肢を見いだすような事業者が増えているという状況でもあります。

これを受けて工場倉庫の施工実績が豊富な建設会社では、独自のノウハウや最新の技術・知見をもって湿気や結露対策に適した方法や設備などのご案内も行なっていますので、手順や方法に疑問がある時には気軽に相談してみると良いでしょう。

具体的に現行の湿気・結露対策に限界を感じておられる場合は、一度相談されることで活路が見いだせるケースも多々あります。

特に新築の工場倉庫を建設する場合は、設計段階で結露対策を講じた方が後々のコストもかかりにくくなります。

空調設備がなく結露対策や湿気対策が旧来の基準で施工されているタイプの工場や倉庫の建物で対策を行うのと、最初から設計段階で結露対策を講じられている新築の工場倉庫の建設では、将来的にみてメリットが大きいのは後者という考え方もあるでしょう。

少なくとも将来的な対応にかかるコストという面では後者に分があると言って過言ではないでしょう。

今までの事業で生じた湿気トラブルなどがあれば、相談時に話してみるのもおすすめと言えそうです。

[出典:公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編) – 国土交通省]

空調設備対策と同時に暑さ対策も考えませんか?

湿気や結露対策における『空調設備対策』のみで追加資金を投じるのは難しいとされる事業者の方が多いのもまた事実です。

しかし、ここに「工場倉庫の暑さ対策」も同時に取り入れるという考え方ではいかがでしょう。総合的に労働環境の改善や商品の保管状況の向上・歩留まりの改善にも効果を発揮することが期待できます。

そこで澤村では、工場倉庫の暑さ対策として『クールサーム』をおすすめしています。

湿気・結露対策&労働環境改善に役立つクールサームとは


クールサームとはNASA・アメリカ航空宇宙局が開発した遮熱・断熱塗料で、具体的には4種類のセラミックを含有しています。

こちらのセラミック素材が反射・放散・断熱の三つのアプローチで適切に熱をシャットアウトしてくれます。

宇宙という地球上にはない過酷な環境にも耐えうる断熱素材を開発する必要のあるアメリカ航空宇宙局開発の素材であることからその効果は他の同様の素材と比較しても期待値が高いものです。

クールサームの施工によって断熱・表面温度の低下に貢献できた事例は枚挙にいとまがなく、澤村でも大変ご好評をいただいている施工の一つとなっています。

また澤村ではクールサーム施工を請け負っている実績が多数ございます。よって施工完了までご安心のうえご依頼いただけます。

これによって夏の作業環境が改善しさらに空調代節約・保管している商品や原材料の品質保持にも貢献可能となります。

ぜひご検討ください!

工場建設・倉庫建設なら「カナリス建築」

低価格・短納期・大空間すべて叶えるシステム建築。

工場・倉庫・物流施設や店舗に適した工法であるシステム建築。関西1位の施工実績を持つSAWAMURAでは、設計力を活かした柔軟な対応や充実したアフターサポートの体制を整え「カナリス」として展開しています。お客さまの要望に最適なシステム建築とサービスを組み合わせ、あらゆるご要望に応えます。

SAWAMURAについて

1950年の創業以来、地域に貢献すること、お客様の事業の発展に寄与することを目標に
さまざまな建築物を竣工してきました。1998年よりシステム建築事業をスタート。
豊富な経験と実績をもとに、さまざまなご要望にお応えします。

関西No.1のシステム建築実績。
積み重ねた施工実績とノウハウで、
確かな精度を保証します。

2020年
関西ブロック優秀ビルダー賞1位
2019年
関西ブロック優秀ビルダー賞3位
関西ブロック年間販売実績 第1位 5年連続受注賞
アティブビルダー銀賞受賞
2018年
関西ブロック年間販売実績 第3位 5年連続受注賞
アクティブビルダー銅賞受賞
2017年
アクティブビルダー銅賞受賞
2016年
アクティブビルダー銅賞受賞
2015年
アクティブビルダー 銅賞受賞
2012年
連続販売年数15年達成
2013年
15年連続受注賞
2008年
10年連続受注賞 2005年 5年連続受注賞
2004年
優秀ビルディング

資格所有者

  • 一級建築士 8人
    一級建築施工管理技士 21人
    一級土木施工管理技士 8人
    二級造園施工管理技士 4人
  • 宅地建物取引士 9人
    設備設計一級建築士 1人
    土地家屋調査士 1人
    一級建設業経理士 2人

会社概要

社名 株式会社澤村
本社 〒520-1121 滋賀県高島市勝野1108番地3
TEL. 0740-36-0130(代)
FAX. 0740-36-1661
大津オフィス 〒520-0242 滋賀県大津市本堅田三丁目33-16 エルミナ リアン 2F
TEL. 077-572-3879
FAX. 077-573-8384
敦賀オフィス 〒914-0811 福井県敦賀市中央町一丁目8-10
TEL. 0770-22-6005
FAX. 0770-47-6405
資材センター 滋賀県高島市勝野873-1
創業 昭和25年12月6日
資本金 50,000,000円(グループ全体)
従業員数 138名 (グループ全体)※2022年9月時点
売上高 50億 (グループ全体)※2022年9月実績
営業種目 建築一式、土木一式、大工工事、水道施設工事、とび・土工工事、造園工事、左官工事、石工事、屋根工事、タイル・れんが・ブロック工事、鋼構造物工事、鉄筋工事、舗装工事、板金工事、ガラス工事、塗装工事、防水工事、内装仕上工事、熱絶縁工事、建具工事、宅地建物取引業、建築・土木設計、土地活用
許可・登録 〈建設業許可〉 
滋賀県知事許可(特・般-3) 第80123号
〈一級建築士事務所〉 
滋賀県知事登録(カ) 第126号
〈宅地建物取引業者〉 
滋賀県知事登録(12) 第1267号
役員氏名
  • 代表取締役澤村 幸一郎
  • 常務取締役渡 誠次
  • 取締役藤原 甚四郎
    澤村 茂美
    下司 浩之
    萬木 義昭
取引銀行 滋賀銀行 高島支店
関西みらい銀行 安曇川支店
滋賀県信用組合 安曇川支店
関連会社 株式会社トータル・オーガニック・プランニング
沢村ホーム株式会社
関西No.1のシステム建築実績。

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