他店舗展開を力強くサポートする「設計マニュアル」とは？ 【公式】工場建設・倉庫建設なら「カナリス建築」滋賀・京都・福井｜株式会社澤村

他店舗展開を力強くサポートする「設計マニュアル」とは？

最終更新日:2017/06/16

1つの店鋪が軌道にのったなら、2つ目、3つ目と展開していきたいもの。

1店舗目で身につけたノウハウを活かして複数の店鋪を成功させられれば、1店鋪に集約させるよりもはるかに高い利益をあげることができます。
そのメリットの大きさは全世界で他店舗展開が行われていることが証明しているでしょう。

多くの他店舗展開の裏に、展開を支える「設計マニュアル」が存在することをご存知でしょうか。
マニュアルを作成することで多くの手間や費用を削減し、より効率よく他店舗展開を行うことができるのです。

そもそも設計マニュアルとは？

設計マニュアルはレギュレーションや標準デザイン、設計指針書とも呼ばれています。

内容としては店鋪の内装を構築する上で、そのベースとなる設計指針が書かれています。
店内のレイアウトやカラーリング、使用する素材などを定めておくことで、新店舗を設計する際の手間を省きます。

設計マニュアルは設計をスムーズにするだけでなく、グループのイメージを定着させる効果も期待できます。

これは大手のチェーン店を連想してもらうとわかりやすいでしょう。
同じチェーンの店であれば、日本全国どの店に入っても同じ看板やカラーリング、似たような配置になっているはずです。

このように統一されたデザインはグループのイメージをしっかりと定着させるだけでなく、客からするとわかりやすく覚えやすいというメリットもあります。

設計マニュアルの物件に関するメリット

設計マニュアルを作成しておくと、物件選びや工事費の相談がスムーズに進みます。

マニュアル通りに作成できる物件にしぼりこんで探すことができるため、自然と選択肢が絞られて選びやすくなります。
さらに行われる工事の内容もあらかじめ想定しておけるため、工事費もある程度予測しておくことができるのです。

さらに一部の資材などは複数店舗用のものをまとめて発注することでコストを下げることもできるでしょう。

設計マニュアルの作成方法

設計マニュアルはまず「どこまでマニュアルに記載するか」を決定します。
外装や内装だけなのか、あるいは店鋪で行われるオペレーションまで細かくマニュアルを作成するのか、マニュアルに定める範囲を決定するのです。

それから設計者を選定し、マニュアルに記載する店鋪図の作成を行います。

他店舗展開が成功するかどうかはこのマニュアルの出来にかかっていると言っても過言ではありません。
設計者はより信頼のある企業を選定したり、コンペ形式でより優れたものを採用するなど、少しでもクオリティの高いマニュアルを作成するように心がけましょう。