店舗デザインのプロが教える施主も知るべき基礎知識 【公式】工場建設・倉庫建設なら「カナリス建築」滋賀・京都・福井｜株式会社澤村

店舗デザインのプロが教える施主も知るべき基礎知識

最終更新日:2017/03/30

店舗デザインとは？

狭義における店舗デザインは、お店の内装や雰囲気を決めた上でデザインした内容を図面に落とし込むデザインの作業を指します。

しかしこの作業だけでは当然店舗の完成には至りませんので、広義の意味としてはデザインを設計図に落とし込む作業と内装工事を合わせて店舗デザインと呼ぶ傾向があるようです。

店舗デザインを行うのは設計士？建築家？

店舗デザインに携わる設計士と建築家における違いは、「ゼロから建物を建てられるか？既存の建物の内装を行うだけか？」という部分です。

例えば既存の店舗物件を内装リフォームして飲食店などをオープンさせる際には、建築士資格のない設計士であっても十分に店舗デザインができます。

これに対して何もない更地にゼロから店舗を建てる場合は、一級建築士などの建築家に店舗デザインの設計をお願いする必要があると言えるでしょう。

店舗デザインの流れ

店舗デザインは、まず実際に設計するデザイナーと施主の打ち合わせから始まります。

予算や店舗イメージなどを話し合ったら、その内容をベースに1～2週間ほどかけて完成予想図となるスケッチと3D作成ソフトを使って作成するバースの2つを完成させた上で、提案を行っていくのです。

またこだわりの店舗を作ろうとする施主の場合は、デザインコンペを行ってさまざまなデザイナーの案を比較することもあるようです。

施主との話し合いを通してデザイン設計の詳細が決まったら、続いて相見積もりを通して施工会社を決めていきます。

施工会社では内装工事に関わる左官、排水、電気、家具といった職人さんのとりまとめを行い、予定通りに竣工させるためのスケジュール管理や全体指揮をとる形です。

店舗デザインは予算内におさまるもの？

着工してみないとわからない部分の多い店舗デザインでは、追加工事によって予算がオーバーするケースも珍しくありません。

また台風や大雪などの悪天候によって工期が伸びる可能性もありますので、店舗デザインを依頼する施主側は、予算・スケジュールともに余裕を持って依頼をするのが理想と言えるでしょう。

また店舗デザインを成功に導くためには飲食店などの基礎知識に長けている設計施工実績の豊富な業者の存在が必要不可欠となりますので、デザインコンペや相見積もりを行う際には、「過去にどんな設計をしているのか？」という実績の部分にも着目するようにしてください。