工場倉庫の坪単価とは?

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工場や倉庫の建設を検討する際、費用を把握するための重要な指標となるのが「坪単価」です。 しかし、坪単価は建物の構造や工法、導入する設備などによって大きく変動するため、単純な比較はできません。
坪単価の相場を理解し、建設費用を安く抑えるための具体的なポイントを知ることで、予算内で理想の工場倉庫を実現するための計画を立てることが可能になります。
工場倉庫の坪単価

工場倉庫の坪単価は、採用する工法によって大きく異なります。 例えば、設計や部材を標準化してコストを抑えるシステム建築の場合、坪単価の相場は15万円から25万円程度です。 より簡易的なプレハブ建築では10万円から20万円、鉄骨の骨組みにシートを張るテント倉庫であれば5万円から10万円程度が目安となります。
一方で、設計の自由度が高い在来工法では、仕様によって25万円以上になることもあります。 これらの価格はあくまで本体工事費の目安であり、地盤の状態や導入する設備、内装の仕様によって総額は変動するため注意が必要です。
標準工事に含まれていない事柄とは?

建設会社が提示する坪単価には、本体工事以外の費用が含まれていないケースが一般的です。 例えば、敷地内の駐車場やフェンスなどを整備する外構工事、建物を安全に支えるための地盤改良工事、電気・水道・ガスを敷地内に引き込むためのインフラ工事などは別途費用となります。
また、空調設備や換気扇、クレーン、特殊な断熱材や冷凍冷蔵設備といった追加の設備・内装工事も坪単価には含まれません。 これらの費用は総工費に大きく影響するため、見積もりを取得する際は、どこまでが標準工事の範囲なのかを詳細に確認することが不可欠です。
工場倉庫建設においても同じことが言える

住宅建設で坪単価だけでは総工費が判断できないように、工場や倉庫の建設でも同様の注意が求められます。 提示される坪単価は、あくまで建物の本体部分にかかる費用の目安に過ぎません。
前述の通り、外構工事や地盤改良工事、各種設備の設置費用などが別途必要になるため、坪単価の安さだけで業者を決定するのは避けるべきです。 安価な坪単価を提示していても、別途工事費が高額になる可能性も考えられます。 最終的な総工費で比較検討するためにも、見積もりの内訳を詳細に確認し、不明瞭な項目については納得がいくまで説明を求める姿勢が重要です。
さまざまな業者が公開する工場倉庫の坪単価

各建設業者が公開している工場倉庫の坪単価に違いがあるのは、それぞれの会社で得意とする工法や標準仕様、取引のあるメーカーが異なるためです。 また、会社の規模や利益率の設定によっても価格は変動します。 ウェブサイトなどで提示されている坪単価は、特定の条件下における最低価格やモデルケースの価格であることが多く、実際の建設予定地の条件や要望を反映した金額とは異なる場合がほとんどです。
そのため、公開されている坪単価はあくまで参考程度と捉え、鵜呑みにしないことが肝心です。 複数の業者から具体的な要望に基づいた見積もりを取得し、その内容を比較することが、実態に近い費用を把握する上で有効な手段となります。
工場倉庫の坪単価が知りたい時には?

自社が計画している工場倉庫の具体的な坪単価や総工費を知りたい場合、最も確実な方法は、複数の建設会社に見積もりを依頼することです。 その際、倉庫の用途、希望する延床面積、必要な設備(クレーン、空調、特殊な床材など)、建設予定地の情報といった要望をできるだけ具体的に伝えることで、より精度の高い見積もりを得られます。 詳細な計画が固まっていない段階でも、概算の費用感を知りたい場合は、建設会社のウェブサイトに用意されている価格シミュレーションを利用したり、問い合わせフォームから相談したりするのも一つの方法です。
まずは専門家に相談し、計画の解像度を上げていくことが重要になります。
倉庫の建設費用を安く抑えるためのポイント

倉庫の建設費用を安く抑えるには、単に坪単価が低い業者を選ぶだけでなく、多角的な視点からコスト削減を検討することが求められます。 建物の用途に適した工法を選定することから始まり、内装や設備の仕様を必要最低限に見直すこと、地盤改良工事のリスクが低い土地を選ぶことなどが挙げられます。
さらに、国や自治体が提供する補助金・助成金の活用や、複数の業者から見積もりを取って比較検討することも、コストを最適化する上で欠かせないプロセスです。
ポイント1:倉庫の用途に合った工法を選ぶ
倉庫の建設コストを左右する大きな要因の一つが工法の選定です。 主な工法にはシステム建築、プレハブ建築、テント倉庫、在来工法などがあり、それぞれにコストや特徴が異なります。 例えば、部材を標準化して短工期・低コストを実現するシステム建築やプレハブ建築は、多くの倉庫で採用されています。 一時的な保管場所であれば、さらに安価なテント倉庫も選択肢に入るでしょう。
一方で、特殊な形状や高い設計自由度が求められる場合は在来工法が適しますが、コストは高くなる傾向にあります。 倉庫の用途、保管する物品、将来の拡張性などを総合的に考慮し、オーバースペックにならない最適な工法を選ぶことがコスト削減につながります。
システム建築
システム建築は、設計から部材の生産、施工に至るまでのプロセスを標準化・システム化した工法です。 部材は工場で事前に生産されるため、現場での作業は主に組み立てとなり、職人の技術力に左右されにくい安定した品質を確保できます。
また、現場作業が少ないことで工期を大幅に短縮でき、人件費の抑制にも貢献します。 在来工法と比較すると設計の自由度はある程度制限されますが、柱のない広大な空間(無柱空間)の設計を得意とするなど、倉庫や工場に適した特徴を持っています。 品質、コスト、工期のバランスに優れているため、多くの企業に選ばれている合理的な工法です。
プレハブ建築
プレハブ建築は、あらかじめ工場で製造された壁、床、屋根などの部材を現場で組み立てる工法です。 システム建築と同様に、工場生産による品質の安定化と現場作業の削減による短工期・低コスト化が大きなメリットです。 システム建築よりもさらに規格化が進んでいることが多く、小規模な倉庫や事務所、仮設建築物などに適しています。 設計の自由度は低いものの、仕様がある程度決まっているため、発注から完成までのスピードが速いのが特徴です。
ただし、断熱性や耐久性などの性能は製品のグレードによって異なるため、用途や予算に応じて適切な仕様を選択する必要があります。
テント倉庫
テント倉庫は鉄骨のフレームにシート状の膜材を張って建設する簡易的な構造の倉庫です。 最大のメリットは他の工法と比較して圧倒的に建設コストが安く工期も非常に短い点です。 また一定の条件下では建築確認申請が不要になる場合もあり手続きが簡便なことも魅力です。
一方で膜材を使用しているため断熱性や気密性防犯性は他の工法に劣ります。 そのため温度管理が不要な資材の一時保管場所や雨風をしのぐための荷捌きスペースなど用途は限定的になります。 短期的な利用やコストを最優先したい場合に有効な選択肢と言えます。
ポイント2:内装や設備を見直す
倉庫の建設費用において、内装や設備の仕様はコストを大きく左右する要素です。 例えば、保管する物品によっては高性能な空調設備や断熱材は不要かもしれません。 また、照明設備も、作業エリアを限定したり、人感センサー付きのものを採用したりすることで、初期費用やランニングコストを抑えることが可能です。 床の仕上げ材や壁材なども、用途に対して過剰なスペックになっていないか見直すことが重要です。
倉庫の運用方法を具体的にシミュレーションし、本当に必要な機能と性能は何かを精査することで、不要なコストを削減できます。 専門家と相談しながら、機能性とコストのバランスが取れた仕様を検討することが求められます。
ポイント3:地盤が強い土地を選ぶ
建設予定地の地盤の状態は、総工費に大きな影響を及ぼす隠れたコスト要因です。 もし購入または賃借した土地の地盤が軟弱だった場合、建物を安全に支えるための地盤改良工事が必要になります。 この工事には数百万円から、規模によっては数千万円もの追加費用が発生することもあり、当初の予算を大幅に超過する原因となり得ます。
土地を選定する段階で、自治体が公開しているハザードマップで液状化のリスクなどを確認したり、可能であれば簡易的な地盤調査を実施したりすることで、リスクを事前に把握することが可能です。 土地の取得費用が安価であっても、結果的に地盤改良費が高くついてしまうケースもあるため、慎重な土地選びが重要です。
ポイント4:補助金・助成金を活用する
工場や倉庫を建設する際には、国や地方自治体が実施している補助金・助成金制度を活用できないか確認することも重要です。 例えば、省エネルギー性能の高い断熱材やLED照明、太陽光発電システムなどを導入する場合、その設備投資費用の一部が補助される制度があります。
また、事業拡大に伴う設備投資や、特定の地域での雇用創出などを支援する助成金も存在します。 これらの制度は公募期間や申請要件が細かく定められているため、計画の早い段階から情報収集を行うことが不可欠です。 建設会社の中には、補助金の活用に詳しい担当者がいる場合もあるため、見積もりを依頼する際に相談してみるのも有効な手段となります。
ポイント5:複数の業者に見積もりを依頼する
適正な価格で信頼できる業者を選ぶためには、複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」が欠かせません。 1社だけの見積もりでは、提示された金額や工事内容が妥当であるかを客観的に判断できません。 最低でも3社程度の業者に同じ条件で見積もりを依頼し、それぞれの内容を比較検討することが重要です。
単に総額の安さだけで判断するのではなく、見積もりの内訳が詳細で明確か、提案内容が自社の要望を的確に反映しているか、担当者の対応は信頼できるかといった点も総合的に評価します。 各社の提案を比較することで、コストと品質のバランスが取れた最適な発注先を見つけ出すことが可能になります。
倉庫建築や工場建築のCANARIS(カナリス)は『内装デザインにもこだわる魅せる工場倉庫建築』

CANARISは、従来の機能一辺倒な工場倉庫建築とは一線を画し、内装デザインにもこだわった「魅せる工場倉庫建築」を提案しています。 働く従業員のモチベーション向上や、来訪者への企業ブランディングにも貢献する、デザイン性の高い空間づくりをコンセプトにしています。
経験豊富な設計士が直接ヒアリングから担当することで、機能性やコストはもちろん、デザイン性も高いレベルで融合させた最適なプランニングを実現します。
設計士がプランとコストを最適化
CANARISでは、設計士が初期のヒアリング段階から直接顧客と対話し、事業内容や将来の展望、予算などの要望を深く理解します。 これにより、営業担当者を介する一般的なプロセスで起こりがちな認識の齟齬を防ぎ、顧客の意図を正確にプランへ反映させることが可能です。
設計と施工の両方に精通した設計士が、デザイン性を維持しながらもコストを抑えられる建材を選定したり、効率的な工法を提案したりすることで、プランとコストの最適化を図ります。 機能、デザイン、コストの三つの要素を高い次元でバランスさせ、顧客満足度の高い工場倉庫建築を提供します。
約2.5カ月で完成という短工期の実現!

CANARISが採用するシステム建築は、部材の多くを品質管理の行き届いた工場で事前生産し、現場では組み立て作業を中心に行います。 この工法により、現場での天候による影響を受けにくく、計画通りに工事を進めることが可能です。 その結果、建物の規模や仕様にもよりますが、着工から約2.5カ月という短工期での完成を実現します。
事業計画において、操業開始時期を早めることは、投資回収の観点からも大きなメリットとなります。 迅速な事業展開をサポートするこの短工期は、CANARISの大きな強みの一つです。
最大60mまで柱がなくて大丈夫!

システム建築の構造的な特徴を活かすことで、最大60mという広大な無柱空間の創出が可能です。 倉庫や工場の内部に柱がないため、フォークリフトの移動や大型機械の配置、保管ラックのレイアウトなどを制約なく自由に行うことができます。
これにより、作業動線がスムーズになり、生産性や保管効率の向上に直結します。 また、将来的に事業内容が変化し、レイアウト変更が必要になった場合でも柔軟に対応できるため、長期間にわたって使い勝手の良い空間を維持できます。 スペースを最大限に有効活用できるこの構造は、長期的な視点で見ても大きなメリットをもたらします。
工場・倉庫の暑さ対策に『クールサーム®』
屋根に塗るだけで空調代を削減!※1
可視光線、近赤外線のほとんどを反射し、また一部吸収した太陽エネルギーを遠赤外線として放散、さらに遮断層を作り熱伝導を防ぐ、といった特性を持つNASAが開発した特殊なセラミックで屋根や壁面を塗装。劣化の原因となる紫外線もカットして、断熱効果は長期間(10年以上※2)持続可能。コスパの高い断熱素材です。
※1 理想科学工業㈱霞ヶ浦工場の実例を元に、イメージ表示し得られたデータを元に室内空間の温度上昇を抑制することから、空調設備の温度を上げることで電気代等の削減が期待できます。
※2 クールサーム®の実証実験にて10年以上の耐久性を確認しています。詳しくは弊社スタッフまでお問い合わせください
SAWAMURAについて
1950年の創業以来、地域に貢献すること、お客様の事業の発展に寄与することを目標に
さまざまな建築物を竣工してきました。1998年よりシステム建築事業をスタート。
豊富な経験と実績をもとに、さまざまなご要望にお応えします。

関西No.1のシステム建築実績。
積み重ねた施工実績とノウハウで、
確かな精度を保証します。
- 2020年
- 関西ブロック優秀ビルダー賞1位
- 2019年
- 関西ブロック優秀ビルダー賞3位
関西ブロック年間販売実績 第1位 5年連続受注賞
アティブビルダー銀賞受賞 - 2018年
- 関西ブロック年間販売実績 第3位 5年連続受注賞
アクティブビルダー銅賞受賞 - 2017年
- アクティブビルダー銅賞受賞
- 2016年
- アクティブビルダー銅賞受賞
- 2015年
- アクティブビルダー 銅賞受賞
- 2012年
- 連続販売年数15年達成
- 2013年
- 15年連続受注賞
- 2008年
- 10年連続受注賞 2005年 5年連続受注賞
- 2004年
- 優秀ビルディング
資格所有者
-
一級建築士 13人
二級建築士 41人
一級建築施工管理技士 29人
一級土木施工管理技士 10人 -
宅地建物取引士 19人
設備設計一級建築士 1人
土地家屋調査士 1人
一級建設業経理士 2人
中小企業診断士 1人
会社概要
| 社名 | 株式会社澤村 |
|---|---|
| 本社 | 〒520-1121 滋賀県高島市勝野1108番地3 TEL. 0740-36-0130(代) FAX. 0740-36-1661 |
| 大津オフィス | 〒520-0242 滋賀県大津市本堅田三丁目33-16 エルミナ リアン 2F TEL. 077-572-3879 FAX. 077-573-8384 |
| 敦賀オフィス | 〒914-0811 福井県敦賀市中央町一丁目8-10 TEL. 0770-22-6005 FAX. 0770-47-6405 |
| 資材センター | 滋賀県高島市勝野873-1 |
| 創業 | 昭和25年12月6日 |
| 資本金 | 50,000,000円(グループ全体) |
| 従業員数 | 182名(グループ全体)※2024年10月1日現在 |
| 売上高 | 63億円(グループ全体)※2024年9月実績 |
| 営業種目 | 建築一式、土木一式、大工工事、水道施設工事、とび・土工工事、造園工事、左官工事、石工事、屋根工事、タイル・れんが・ブロック工事、鋼構造物工事、鉄筋工事、舗装工事、板金工事、ガラス工事、塗装工事、防水工事、内装仕上工事、熱絶縁工事、建具工事、宅地建物取引業、建築・土木設計、土地活用 |
| 許可・登録 | 〈建設業許可〉 滋賀県知事許可(特・般-3) 第80123号 〈一級建築士事務所〉 滋賀県知事登録(カ) 第126号 〈宅地建物取引業者〉 滋賀県知事登録(12) 第1267号 |
| 取引銀行 | 滋賀銀行 高島支店 関西みらい銀行 安曇川支店 滋賀県信用組合 安曇川支店 |
| 関連会社 | 株式会社トータル・オーガニック・プランニング 沢村ホーム株式会社 |
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