内装工事費の一括支払いがトラブルを生む！問題回避に繋がる正しい分割方法とは？ 【公式】工場建設・倉庫建設なら「カナリス建築」滋賀・京都・福井｜株式会社澤村

内装工事費の一括支払いがトラブルを生む！問題回避に繋がる正しい分割方法とは？

最終更新日:2016/11/25

内装工事の業界は「分割払い」がスタンダード

内装工事業界では、工事費用の支払を分割払いにしている業者がほとんどです。分割払いを選択すると、業者と施主の両方にメリットが生まれます。また国際的にも分割払いはスタンダードとなっていますので、この習慣は日本だけのものではないと考えて良いでしょう。その中でも最も一般的なパターンは、着工時、中間時、完工時の3回に渡って金額を支払う方法です。これに対して費用総額や納期も短い小規模プロジェクトの場合は、着工前と完工後の2分割が採用されることが多いと言われています。

3回の分割払いで回避できるトラブルとメリット

一般的な内装工事で行われている3回の分割払いには、工事業者と施主の間に生じるトラブルを回避するさまざまな利点があります。

《着工時の支払い》
<工事前に支払われる最初のお金は、工事費の3分の1ほどが一般的です。資金調達で苦戦している場合は、初回の支払いを少なくしてもらうことで、より早いスケジュールで内装工事を完了させやすくなります。また中には、着工時の支払いを多めにすることで、全体の工事費用を割引いてくれる業者もあるようです。

《中間時の支払い》
工事が実際に進行している間に、中間時の支払いを行います。工期が数年に渡る大規模工事の場合は、期間に比例して中間支払いの回数も増えるのが一般的です。施工会社に対して資金計画内容をしっかり説明しておくと、初回～中間の支払額を少なめにしてもらうこともできますので、資金調達の部分で苦戦している場合は建設業者と築く信頼関係も大事な調整役になると考えて良いでしょう。

《完工時の支払い》
内装工事が全て完了したら、最後に完工時の支払いを行います。この部分の金額を少し多めに設定しておくと、手抜き工事や施工会社の倒産といったリスクを緩和できます。また施工途中で工事内容が変わった場合は、見積から減額・増額されるケースも多く見受けられますので、完工時の支払いには工事費用の調整役としての利点もあると考えて良いでしょう。

支払い方法は他にもある

内装工事の方法が多様化している近頃では、出来上がったパーツごとに支払いを進めるスタイルも人気となっています。成果物に対するチェックを何度も繰り返すこの方法には、内装工事全体の質を高めるメリットもあります。しかしその分、施主には確認や振込の手間が増える難点も想定されますので、業者との打ち合わせの中で「お互いにとって良い支払い方法」を見出していくのが最も理想的だと言えるでしょう。