| 植物工場のトレンドと補助金の基礎知識

植物工場のトレンドと補助金の基礎知識

最終更新日:2020/03/26

植物工場とは？

最近話題になっている植物工場は、自動制御装置を導入した建物の中で、効率よく植物を栽培する施設の総称です。
植物工場は、「太陽光利用型」と「完全人工光型」の2種類に分けられます。

LEDやナトリウムランプなどを使う完全人工光型の植物工場は、平成21年の調査時に、全国に34ヶ所存在していました。
これに対して自然の恵みとも言える太陽光利用型は、完全人工光型の約半数となる16ヶ所ほどの工場が日本国内に存在しているようです。

植物工場で育てられる野菜の種類とは？

完全人工光型の工場で栽培される植物は、一般的に「葉物野菜」がほとんどです。
栽培可能な野菜が増えている近頃では、人気の高いレタスを中心に、価格が高騰しやすい春菊や三つ葉、ルッコラなども植物工場で作られるようになりました。

またペパーミントなどのハーブも植物工場で生産可能となっていますので、一般の皆さんが室内で作られた野菜に触れる機会は意外と増えていると考えて良いでしょう。

植物工場の補助金の実情と種類とは？

農業と商工業を提携する分野として注目される植物工場は、平成21年度から政府が拡大普及を目指すようになりました。
そんな植物工場は、工場建設だけでも数千円かかる事業のため、一般の農業と比べて遥かに高いコストがかかる難点があるのです。

そういった植物工場を長きに渡って運営していくためには、上手に資金調達する仕組みが必要不可欠となりますので、地域企業地促進等共用施設設備費補助金、再生可能エネルギー再利用加速化支援対策補助金、エネルギー使用合理化事業者支援補助金といった助成金に注目すべきと言えるでしょう。

平成26年度にはグローバル農商工連携推進事業の公募も

平成26年度には、農業と商工業のノウハウを組み合わせた事業によって地域経済活性化を目指す企業に対して、1,000万円～1億円の補助を行う「グローバル農商工連携推進事業」の公募が行われました。

この助成金では、「「ブランド構築実証事業」と「先端技術活用システム実証事業」の2つを事業内容にする」というルールがありますので、政府や国、自治体を納得させる事業計画を作れれば、植物工場建設にかかる資金面の不安を解消できると言えるでしょう。

また近頃では、廃工場や倉庫を活用した植物工場事例も増えていますので、古い物件に注目する姿勢も必要だと言えそうです。

倉庫を建設したりリノベーションしたりするならyess建築のような耐久性に優れた施工法を選ぶと長期的にみると大きなコスト削減にも繋がります。
設計や施工にかかる費用だけではなく、将来的なコスト削減もできる澤村のyess建築はお客様にさまざまな好循環をもたらします。