工場レイアウトは最適？生産性向上につなげるには 【公式】工場建設・倉庫建設なら「カナリス建築」滋賀・京都・福井｜株式会社澤村

工場レイアウトは最適？生産性向上につなげるには

最終更新日:2022/01/24

一見同じように思える工場でも、作業効率や生産性に差が出てしまうことはめずらしくありません。

工場の生産性を考える上では、工場レイアウトが非常に重要になります。

あらためて、工場レイアウトとはどんなものか、どのような役割があるのか考えてみましょう。

工場レイアウトとは？

工場レイアウトとは、工場内の設備の配置、またそれに伴う人材の動線のことを指します。

工場レイアウトは、効率的かつ安全な工場業務を考える上で無視できません。

工場内には必要な設備をあるものから順番にただ配置すればよいわけではなく、生産性を高めるための効果的なレイアウトを考え、従って配置しなければいけません。

そして工場レイアウトを考えてる上では、大きく分けると「装置型工場」、「組立型工場」とふたつに分けられます。

装置型工場とは、動かすのが容易でない大きな装置を設置して稼働する工場のことです。

大きな設備を配置するときには、その後変更する必要がないように最適な工場レイアウトを考えなければなりません。

それに対して組立型工場とは、自動車工場をはじめ部品の組み立てを介して製造を行う工場のことです。

こうした組立型工場の場合、部分的に工程を止めたとしても「まったく仕事が進まない」という事態にはなりません。

そのため、状況にあわせた工場レイアウトの変更が随時できます。

装置型工場では特に、工場レイアウトの検討が重要となります。

具体的にどんな工場レイアウトがある？

工場レイアウトについて考えるとき「具体的にどのような工場レイアウトにすればいいの？」と悩んでしまうのではないでしょうか。

そんなときは、工場レイアウトの種類を参考に自社の業種や業務にあっている、価値のあるレイアウトを考えてみましょう。

工場でよく言われる「ライン型」は、製造の工程にしたがって設備を配置しているレイアウトのことです。

設備を追っていけば工程の流れが目で見え、ある程度自動化できるのが魅力と言えるでしょう。

「ジョブショップ型」と呼ばれるレイアウトでは、機能性を重視して同じような機能の設備を同じ場所に配置します。

これによって、場所ごとに業務の役割が分かれ明確なエリアを作ることができます。

一人で複数の設備を扱い、工程を進めていく工場に適しています。

設備ではなく人を中心に置きたいのなら「セル型」というレイアウトもあります。

作業員を行う人を中心として、その周りに設備を配置することによって、作業を徹底的に効率化できるレイアウトです。

これらはあくまで一例であり、どの工場レイアウトがよいかは、生産環境や工程によっても変わります。

よく考えながら比較し、最適な工場レイアウトを選びましょう。

適切な工場レイアウトを見つけるには？

工場レイアウトを決定する上では、やはり設備の置き方、使い方から考えていくとよいでしょう。

例えば設備の台数が変われば、おのずと配置の仕方も変わります。

「この設備はここに置く」と決めたとき、設備の台数を踏まえても無理なく配置できるかあらためて考えてみましょう。

台数やサイズの都合上「ここにしか置けない」という機械があれば、それを中心に考えてみてもいいかもしれません。

また、設備を稼働する上では機械を無理なく動かせるかどうかも重要です。

ぎっしり配置するのではなく、人が入って動かせるようスペースを取り、また安全に配置しましょう。

例えば壁にぴったりくっつく配置では騒音や振動が外に響いてしまう可能性もあります。

周囲への配慮も踏まえて、充分なスペースを確保しましょう。

動線を考えながら機械を配置したら、続いて在庫の管理場所も考えなければいけません。

完成した商品はもちろんのこと、部品や原材料を保管する場所を搬入・搬出を意識しながら確保しましょう。

見通しの悪い通路の先に保管場所を作ってしまうと、搬入・搬出の際にトラブルが起こりやすくなるため注意してください。

工場レイアウトを考える上で注意しなければいけないことは？

工場レイアウトを工夫するメリットとして、工場における生産性の向上が期待できます。

工事レイアウトが不適切な場合、同じ作業工程でも無駄が生じやすく、時間やコストが余計にかかってしまいます。

生産性も低下し、最終的には企業の損失にもつながりかねません。

とは言え「計画段階では最適なレイアウトだと思ったけれど、実際に稼働してみると無駄が多かった」というように「やってみなければわからない」というケースもあるものです。

ならば色んな工場レイアウトを試してみればいいかといえばそういうわけでもなく、一度決めたレイアウトを崩して新しく組み立てる作業には手間がかかります。

「空いた時間に自分たちの力で動かしてみよう」と考えても、スムーズにできなければ仕事の手を止めることになるかもしれません。

もっとも効果的な工事レイアウトをスマートに決定するためには、早い段階で業者に相談しましょう。

プロの目から見て価値があり、効率化につながる工場レイアウトへスムーズに移行できれば、企業の利益にも期待ができるでしょう。

まとめ

見慣れてしまっている工場のレイアウトも、あらためて考えてみると最適とは言い難い状態というケースはめずらしくありません。

工事レイアウトは生産性にも大きくかかわりますので、早めに対応しましょう。

使いやすい工場レイアウトを知りたい、最適化したいというご要望なら、澤村へご相談ください。