工場の換気を効率的に行うには?ベンチレーターや有圧換気扇の魅力と注意点
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新型コロナウイルス対策のため、どのような現場でも換気の重要性が見直されています。
ところが工場内はスムーズな換気が実現しにくいことも多く、どのような換気設備を導入すべきか、悩んでしまうポイントですよね。
そこで、おすすめの工場の換気設備について解説していきましょう。
工場内の換気は非常に大切
今、どのようなオフィスや施設であっても、徹底的な換気体制が求められています。
ところが工場では、一般的なオフィスや施設に導入されるような換気設備では十分な換気が実現できないケースがめずらしくありません。
そのため工場の規模やタイプにあわせた、最適な換気設備の導入が必要になります。
そこでおすすめなのが、ベンチレーターや有圧換気扇と呼ばれる換気設備です。
それぞれどのような設備なのか、特徴や注意点とともにご紹介していきましょう。
ベンチレーターとは
ベンチレーターとは、天井や屋根といった部分に取り付ける換気設備です。
屋外に設置することを前提としているため、ステンレスなど雨風に耐えられる素材が使われることが特徴です。
敷地面積が広い工場ならば排気用と給気用、両方を設置することもあります。
ベンチレーターは筒状になっており、屋内と屋外の温度差や風などを利用して、自然換気を実現しています。
そのため電気を使うことがなく、ランニングコストがかかりません。
メンテナンスなどの費用は発生しますが、頻度はそれほど高くなく、費用を抑えて長く利用できます。
さらに騒音などが発生しないことも、大きな魅力と言えるでしょう。
ベンチレーターを利用するときの注意点
ベンチレーターを設置するときには、工場や風土に合った設備を選ぶようにしましょう。
屋外に設置するものだからこそ、ベンチレーターはまれに錆びたり傷ついたりしてしまう可能性があります。
設置する場所との兼ね合いで素材も確認し、最適なベンチレーターを選んでください。
また、まれにベンチレーターが水漏れが発生する原因になることもあります。
屋根などに取り付けるとき、穴を開ける作業が必要になり、施工が不十分だとそこから雨が入り込む可能性があるのです。
もちろん「ベンチレーターを設置すると必ずそうなる」というわけではありません。
知識や経験が不十分な施工業者に依頼すると、このようなトラブルが起きてしまうこともあるということです。
そのため、どのようなベンチレーターを設置かという問題と同様に、業者選びも重要になります。
有圧換気扇とは
有圧換気扇とは、一般の換気扇に比べて外の影響を受けにくい換気扇のことです。
空気に圧力をかけることによって、空気の循環をうながしていることから「有圧」と名付けられています。
一般的な換気扇の場合、風の抵抗を受けてることによって風量が減ってしまいますが、有圧換気扇ならその心配がありません。
どのような環境でも風量を一定に保ちやすく、安定した空気循環を実現できます。
有圧換気扇は主に業務用として使われており、工場はもちろんのこと飲食店や施設といった環境や、広い場所で使われています。
中にはステンレス製の有圧換気扇など、錆びにくく使いやすい素材を利用した有圧換気扇も展開されています。
費用もそれぞれに違いますから、環境に合ったものを使うようにしてください。
有圧換気扇を利用するときの注意点
ベンチレーターが屋根や天井に設置するものであったのに対して、有圧換気扇は壁に設置するものです。
天井からの雨漏りをはじめとしたトラブルを避けられるという魅力があります。
その一方で壁伝いに工場内の煙や臭いなどが排出されてしまうという点には十分注意しましょう。
また、騒音も壁から伝わってしまうため、どうしても近隣に届きやすくなってしまいます。
工場の近くに住宅が並んでいる立地では、「うるさい」と苦情が入るなどトラブルの原因になってしまうかもしれません。
特に騒音問題は、近隣トラブルの代表格と言えるでしょう。
なにかあったときには、企業全体、ひいてはグループ全体のイメージが悪くなってしまう可能性もあります。
有圧換気扇を導入するタイミングで、なるべく騒音が発生しないよう騒音対策もあわせて工夫してみるとよいでしょう。
まとめ
工場はどうしても、一般的な住宅や施設に比べて換気が難しく空気がこもってしまいがちです。
そこでベンチレーターや有圧換気扇といった設備を利用することによって、効率的な換気を叶えられるでしょう。
その際には注意しなければいけないこともありますので、ぜひ澤村のカナリス建築をご利用ください。
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資格所有者
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一級建築施工管理技士 21人
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創業 | 昭和25年12月6日 |
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売上高 | 50億 (グループ全体)※2022年9月実績 |
営業種目 | 建築一式、土木一式、大工工事、水道施設工事、とび・土工工事、造園工事、左官工事、石工事、屋根工事、タイル・れんが・ブロック工事、鋼構造物工事、鉄筋工事、舗装工事、板金工事、ガラス工事、塗装工事、防水工事、内装仕上工事、熱絶縁工事、建具工事、宅地建物取引業、建築・土木設計、土地活用 |
許可・登録 | 〈建設業許可〉 滋賀県知事許可(特・般-3) 第80123号 〈一級建築士事務所〉 滋賀県知事登録(カ) 第126号 〈宅地建物取引業者〉 滋賀県知事登録(12) 第1267号 |
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