明るい場所で作業をさせたい！工場の照度に関する決まりとは？ 【公式】工場建設・倉庫建設なら「カナリス建築」滋賀・京都・福井｜株式会社澤村

明るい場所で作業をさせたい！工場の照度に関する決まりとは？

最終更新日:2017/12/28

明るい場所で作業する必要性

工場内で行われている細かな作業は、明るい場所で行うのが理想です。

「電気代がかかるから！」などの理由で若干暗めの照明を使っていると、必要以上に目を酷使することにより、従業員の疲労が高まります。

またこうした環境での作業が長期間続けば、視力の低下や慢性的な肩こり、頭痛などの原因にもなり得ますので、従業員の健康を守る上でも明るい場所で仕事をすることが欠かせないと言えるのです。

この他に、作業効率や品質などを守るためにも、明るい照明は欠かせない存在となります。

例えば、大変細かな複数のパーツを組み立てる製造ラインの中で、従業員が「ちょっと暗いかも？」と感じる暗い照明を使っている場合は、作業中のミスが生じる確率も一気に高まります。

また異物混入などのトラブルが生じた時にお客様から「この工場は少し暗すぎるのでは？」といった指摘を受ければ、継続的な受注も難しくなると言えるでしょう。

こうした形で製品や従業員といったさまざまなところに影響をもたらす照明は、その現場に合った明るさにするのが理想と考えられています。

照明選びに欠かせない照度と作業種類の決まり

工場の作業に欠かせない照度は、日本工業規格（JIS）により下記のように定められています。

・印刷工場や精密機械などの極めて細かな作業　→　1500～3000Lx
・印刷工場の植字校正、繊維工場における検査や選別作業　→　750～1500Lx
・一般の製造ラインで行う視作業　→　300～750Lx
・検査、試験、組み立てを伴わない作業　→　75～300Lx
・荷物の移動や積み下ろし　→　30～75Lx

作業とコストカットに役立つ照明の種類

目の負担が非常に少ないLED照明は、細かい作業をする現場に適した照明の種類です。

蛍光灯よりも遥かに寿命の長いLED照明は、工場倉庫だけでなくオフィスなどにも導入される照明のスタンダードになりつつあります。

精密機器や電子機器の組み立てなどを行うラインには、LED照明に加えて手元を明るく照らすことのできるスポット照明の設置もおすすめとなります。

また照明が汚れやすい環境に適した丸ごと洗える商品や、照度を上げることのできる専用カバーなども販売されていますので、自社の向上に合うアイテムを上手に活用してみてください。

工場倉庫への照明機器導入に悩んだ時には？

自社工場の照明機器選定で疑問や悩みが生じた時には、工場倉庫の施工実績の豊富な専門店に相談をしてみてください。

特に同業種の工場の設計施工実績の多い建築会社に相談をすれば、実際に導入した照明の特徴やメリットなども詳しく紹介してもらえます。

また建設会社には工場内のコストカットに繋がるさまざまな良策もありますので、照明機器を中心にトータル的な助言を求めてみても良いでしょう。