生産現場で活用が増加！PLCを用いた遠隔監視の方法とメリット 【公式】工場建設・倉庫建設なら「カナリス建築」滋賀・京都・福井｜株式会社澤村

生産現場で活用が増加！PLCを用いた遠隔監視の方法とメリット

最終更新日:2017/09/26

多くの生産現場で注目されるPLCとは？

工場や倉庫などの生産現場で注目されるPLCは、施設内で使われているさまざまな装置に対して、予め設定した動作の順番で制御を行う装置の総称です。

メカニカルな回路を使わずソフトウェアを用いて制御を行うPLCを活用すれば、大型化した制御回路の設置場所などにも悩む必要がなくなります。

このシステムの制御をするソフトウェアは、従来ラダー言語という特殊なプログラム言語によって作られていました。

しかしさまざまな現場にPLCが浸透しつつある近頃では、一般的に使われているC言語によって生み出されたソフトウェアも少しずつ増えるようになったと言われている。

PLC導入後の課題解決の事例

ある工場では、工場の製造過程で生じた汚水を排出するポンプのコントロールをするためにPLCを導入しています。

工場内のさまざまなところにあるポンプをPLCを使って遠隔監視すると、巡回に必要となる作業員の手間や人件費といった多くの課題が解消できます。

またリアルタイムにモニタリングできるシステムがあれば、汚水の排水に万が一のトラブルが生じた時にも、よりスムーズに対策を講じることができるのです。

PLCがPLCの遠隔保守を行う

PLCのネットワークを整備すれば、PLC自体の遠隔保守も行えるようになります。

例えば、高所にPLCが設置されている場合、制御ソフトの更新やパラメータの変更時に、高所作業車を使用して作業を行う必要がでてきます。

しかしこのケースでPLCがPLC自体の遠隔保守をできる仕組みにすれば、無線ネットワーク経由で工場内の現場にあるPLCにアクセスすることができる形となるのです。

PLCによって予防保全のできる時代へ

現在の生産現場では、主要なPLCや生産設備のみがネットワーク接続され、それ以外の屋外にある装置などは人の手によって保守点検が行われるケースがほとんどとなっています。

しかしこれらの装置を全て無線ネットワークで接続することができれば、現場の作業負担を大幅に削減できるメリットが得られるのです。

またAI技術やIoTクラウドを活用した分析に注目が集まる近頃では、生産装置の故障予知や予防保全を行う取り組みも増え始めていますので、こうした技術を上手に活用することで事業運営に欠かせないマシンの故障や工場内のトラブルも防ぎやすくなると言えそうです。