製造現場の見える化の秘訣！KPI評価取組みとは？ 【公式】工場建設・倉庫建設なら「カナリス建築」滋賀・京都・福井｜株式会社澤村

製造現場の見える化の秘訣！KPI評価取組みとは？

最終更新日:2017/04/28

製造現場や工場の見える化にKPI評価を使う

工場などの製造現場において、事業内容を客観的に分析するためには、原価管理、KPI評価、現場作業監視の3方法を上手く活用していくのが理想となります。

製造現場の業務評価指数とも言われる製造現場KPIを決定すると、目標や日々の実績を設定・把握しやすくなることで、達成度の評価がスムーズになります。

また目標値を達成するための施策についても立案しやすくなりますので、それぞれの部署やユニット単位のモチベーションを高めるといった意味でも、製造現場KPIなどを用いた見える化は工場内に好循環をもたらすと言えそうです。

そしてこうした形で人、原材料、設備の管理が円滑になると、工場内の生産効率も自然と工場していくようです。

KPIって何ですか？

工場運営に大きなメリットをもたらすKPIとは、Key Performance Indicatorの頭文字から成る重要業績指標のことです。

さまざまな経営戦略やマーケティングなどにも活用できるKPIは、多くの書籍が販売されています。

KPIには、「測定できない対象は管理できず、また管理できないものは実行できない」という考え方の土台がありますので、工場内に存在する人、物、設備において管理方法のわからない対象に頭を悩ませている事業主の皆さんには、特におすすめ度の高い方法と言えそうです。

工場などの製造現場ではどのようにKPIを導入するの？

製造現場KPIを導入する際には、まず製造指図や生産品目と、製造系列・工程・ユニットという2つの体系に分類します

例えば、前者においては、目標・実績リードタイムや製造計画日、製造品ごとの標準収率といった部分で達成率や原価差異、リードタイムの評価ができます。

これに対して後者の場合は、月初と実績における計画量と生産量、設備パフォーマンス、就業工数といった部分で、それぞれの達成率、労働生産性、設備効率を見ていく形です。

KPIの選択や設定を行うためには自社の製造現場において改善の余地があり、また改善目標の立案と継続的な実績把握ができることという特徴も必要です。

またKPIを使ってPDCAサイクルを円滑に回すためには、最初に小さく始めてみることも必要となりますので、改善要件の多いパイロット部門を設けて、少しずつ製造現場の見える化を拡大していっても良いでしょう。

こうした見える化を行う際には、系列、工程、品目、時間軸といったさまざまな指標がありますので、経営者だけでなく担当者も交えて多角的に考えていく心掛けもKPI評価の取組みを成功させる秘訣に繋がると言えそうです。