工場倉庫における結露防止のポイント まとめ 【公式】工場建設・倉庫建設なら「カナリス建築」滋賀・京都・福井｜株式会社澤村

工場倉庫における結露防止のポイント まとめ

最終更新日:2021/12/09

製造現場や環境によって結露防止の対策は異なる

温度と湿度の関係で生じる結露は、工場倉庫に置かれている製品を守るためにも、きちんと防止すべき存在です。
特に食品に関わる工場では、結露によって生じたカビや雑菌によって食の安全が守られなくなる可能性もあるため、入念な対策と注意をする必要があります。

今回は、業態や環境ごとに異なる結露の原因と防止策について、事業主の皆さんと一緒に考えていきます。

食品加工・食品製造の工場

結露が食の安全を脅かすことにもなり得る食品加工の現場では、温度や湿度の管理だけでなく、洗浄や製造過程で発生する水蒸気によっても、結露が生じる可能性があります。
中には結露予防を目的に低温環境を作るという考え方も存在するようですが、現場で作業を行なう従業員のストレスや負担を考慮すると、除湿によって空気中の水分をコントロールするのが理想と言えるでしょう。

また結露防止策にこだわる工場の中には、除湿とソックダウトの併用によって、低温環境でも従業員ストレスの少ない作用現場を作ることに成功した事例も多く存在しています。

荷捌き場・低温倉庫

荷捌き場や低温倉庫といった環境では、冷凍庫内の霜付きや大事な製品、荷物の水濡れを予防するために、結露防止の対策を施す必要があります。
これらの環境で結露防止を怠ってしまうと、工場内で予防できていたカビや雑菌が意外な場所で増大することもあるため、注意が必要です。

近頃では、乾燥空気を導入することによって、結露予防と冷凍機器の運転効率アップの両方を実現するケースも多く見受けられますので、エネルギー削減を目的に設備設計をしてみても良いでしょう。

製造工場

精密機械や粉末のサプリメントなどを取り扱う工場では、高い湿度や結露によって製品の品質が低下するリスクもあります。
また製造に用いるマシン類は、高湿度により故障率が高まる可能性も想定できますので、無駄な修理コストを膨らませないためにも除湿対策は徹底的に行なうべきと言えそうです。

まとめ

ここまで紹介したポイントから考察すると、どんな業態の製造工場や倉庫であっても、結露対策は施すべきと言えそうです。
製造現場における除湿の取り組みは一般住宅よりも高い精度が求められますので、工場倉庫の設計施工実績の豊富な業者に相談するようにしてください。

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