今更聞けない！店舗デザインにおける基礎知識 【公式】工場建設・倉庫建設なら「カナリス建築」滋賀・京都・福井｜株式会社澤村

今更聞けない！店舗デザインにおける基礎知識

最終更新日:2016/12/27

店舗デザインにおけるパースとは何のこと？

誰が見ても完成イメージを掴めるように、立体的な絵で空間を表現する透視図をパースと呼びます。機能性の高い設計デザインソフトが多く存在する今の時代は、古くからある手描きと比べてより精度の高いCGパースの方が主流になっています。さまざまなシーンで活用されるパースは、マンションや都市計画における完成予想図としても用いられる図面です。また中には、広報や営業資料としてパースを使う企業も多く見受けられますので、店舗デザインの実績や経験のない人でも目に触れる機会の多い図面であると考えて良いでしょう。

パースを依頼する際の流れとは？

パースの依頼は、下記のフローにもとづき行われるのが一般的です。

《デザイナーへの依頼》
多くの場合は、店舗デザイン事務所にテイストや詳細を伝えた上で、設計図面とパースを作成してもらうのが一般的です。デザイナーに詳しい情報を伝えると、より施主の希望に近い設計が行なわれますので、満足度の高い仕上がりを目指すためにも入念な検討が必要になると言えるでしょう。

《図面の作成》
店舗設計デザイナーは、施主からヒアリングした内容にもとづきレイアウトを図面に起こしていきます。デザイナーによっては自社内でパース作成するケースもあるようですが、近頃では外部のパース専門制作会社に外注することも多いようです。

制作会社がパースを作成する場合

店舗デザイナーが作った図面をベースにパースを作成する制作会社では、設計、モデリング、マテリアル・ライティング、レンダリング、レタッチという5つの工程を通してパースの作成作業を進めていきます。マテリアル・ライティングでは、ガラスや木といった材質の貼り付けや照明設定などを加えてカメラアングルの調整などを行っていきますので、パース作成は単純な設計だけでなくセンスも問われる作業と捉えて良いでしょう。

施主へのパースの提出

施主への提出は、他の図面と一緒に店舗デザイナーによって行われるのが一般的です。施主との打ち合わせによって上がってきた事項や要望は、随時パースに反映をしていく流れとなります。デザイン会社がパース作成を外注化している場合は、変更回数の制限や別途料金請求が生じることもありますので、依頼の際にはそういった懸念事項もクリアにしておくべきだと言えるでしょう。