店舗デザインの業界におけるデザインコンペの特徴とは？ 【公式】工場建設・倉庫建設なら「カナリス建築」滋賀・京都・福井｜株式会社澤村

店舗デザインの業界におけるデザインコンペの特徴とは？

最終更新日:2016/10/19

店舗デザインで開催されることの多いデザインコンペ

複数人のデザイナーに店舗設計依頼を行い、比較検討を経て最も優れたデザインを選ぶことを「デザインコンペ」と呼びます。デザインコンペを通して設計者の間に競争が生まれると、デザインやコストなどの部分で依頼主を納得させる案が上がりやすくなります。そんなデザインコンペの「コンペ」という言葉は、競争をあらわす「コンペティション」に由来しているようです。

店舗設計でデザインコンペが必要なシーンとは？

デザインコンペは、店舗デザイン設計における幅広いシーンで行われています。デザインコンペの開催で最も多いのは、新店舗出店が行われる時です。全国チェーンなどの幅広いエリアで展開する企業の場合は、その地域特有の客層などを取り入れるためにも、その地域で活躍する建築家や建築設計事務所にコンペ依頼することも多いです。またこの他に、店舗の内装デザインを一新する場合に、これまで長きに渡って付き合い続けてきたデザイナーとは違った設計を求めるために、一度も仕事を依頼したことのない建築設計事務所の間でコンペを行うこともあるようです。

店舗デザインにおけるデザインコンペの流れとは？

店舗デザインにおけるデザインコンペには、「依頼と打ち合わせのタイミングでコンペを行う」という少し変わった特徴があります。一般のコンペのように複数の会社が会議室に集まり、同時にプレゼンテーションを行うケースはほとんどないようです。この業界のデザインコンペの流れとしては、最初に複数社にデザイン依頼を行います。依頼に対して良い反応を示した業者がいた場合は、仕上げたい店舗のコンセプトや特徴、業態などの内容について打ち合わせをした上で、デザインコンペへと進んでいくのです。

店舗デザインコンペを行う上での注意点

店舗デザインによって良い結果を生み出すためには、「同じタイミングで競合をしている他業者の会社名やデザイナー名を絶対に明かさないこと」が必要となります。打ち合わせなどのタイミングで他社の名前を出してしまうと、「あのデザイナーなら、かなりコストを下げてくるだろう」という傾向が読めてしまうため、競争の部分で歪みが生じてしまうのです。またこの注意点を守らずコンペを行った場合は、各社の提案が似たり寄ったりとも言える状況になることもありますので、少しでも斬新なプランを求めたいといったケースではこのポイントを絶対に心掛けるべきと言えるでしょう。