工場内マニュアルに役立つ項目と作り方とは？ 【公式】工場建設・倉庫建設なら「カナリス建築」滋賀・京都・福井｜株式会社澤村

工場内マニュアルに役立つ項目と作り方とは？

最終更新日:2017/12/28

工場内におけるマニュアルの作り方

仕事の説明書とも言えるマニュアルを作成する時には、まず工場内で行われている作業の洗い出しを行います。

このステップを通して仕事の全体像が把握できると、マニュアル作成作業もスムーズにできる形となります。

また一般的な工場では、下記項目でマニュアルを構成するケースが非常に多く見受けられますので、初めての作成で「何から書いたら良いのだろう？」といった状況に陥っている時には、ぜひ参考にしてみてください。

【工場マニュアルにおすすめの項目】
・仕事を行う目的
・仕事の大まかな流れ
・作業手順
・製品における品質基準
・チェックリスト

工場でマニュアルを作成する理由とメリット

工場内でマニュアル作成する最大の利点は、作業の標準化ができることです。

一度作ったマニュアルをベースにすべてのスタッフが同じ作業を行えば、担当者がベテラン・初心者どちらであっても、仕事や製品品質のバラつきが生じにくくなります。

またマニュアルによって作業の標準化が可能となると、体調不良や急用などにより従業員が有給休暇を取得した場合においても、他のスタッフが上手にそのポジションのフォローができる形で役立てることができるのです。

こうした形で安定性が生まれた工場では、従業員のなかなか休めないことによるストレスや精神的負担による病気なども生じにくくなると言われています。

この他にマニュアルのある工場では、新入社員の教育期間の短縮も可能となり、結果的に人件費の節約というメリットも得られるようです。

マニュアルを上手に活用するためには？

上記の項目でひと通りのマニュアルを作ったら、まず実際に現場でその内容の作業を実践しながら「本当にこの書き方で問題ないのか？」の確認を行います。

完成したマニュアルの運用時には、必ず「ホウレンソウ=報告・連絡・相談」を徹底するようにしてください。

ホウレンソウによって上司と部下、同僚間のコミュニケーションが図られると、マニュアル内の不明点や問題点も更にクリアになります。

また取扱い製品やマシンが変わると、現状のマニュアルでは対応できなくなる可能性もでてきますので、定期的に現場の意見を出し合う機会などを設けながら内容の改善や見直しをしていくのが理想と言えるでしょう。

こうした形で現場の従業員もマニュアル作成に携わると、徐々にスタッフの自主性も育まれるようです。