保管コスト削減にも使える！倉庫保管量計算方法の3期制とは何ですか？ 【公式】工場建設・倉庫建設なら「カナリス建築」滋賀・京都・福井｜株式会社澤村

保管コスト削減にも使える！倉庫保管量計算方法の3期制とは何ですか？

最終更新日:2019/06/14

倉庫保管料金計算でポピュラーな3期制について知りたい

お客様の大事な商品を倉庫保管する場合、この業界では3期制や2期制といった方法で保管料計算を行うのが一般的となっています。

将来的に自社倉庫の利用を希望するお客様がでてきた場合、運営会社側では3期制ならではとも言える考え方や計算方法について、詳しく説明する必要があります。

また3期制といった方法は、保管コスト削減する上でも欠かせない考え方となりますので、倉庫運営を行う事業主自身も理解しておくべきだと言えるでしょう。

保管料とは？

3期制の説明をする前にまず頭に入れておくべきなのが、倉庫利用時の保管料という概念です。

荷物を特定の倉庫や場所に保管することで発生する保管料には、下記のような契約方法や類似の概念があるようです。

・保管場所を借りる場合の賃貸料
・商品の在庫管理にかかる在庫管理料
・商品の出し入れをお願いする時の入出庫料

その中でも3期制の考え方を使って計算をする時には、坪・パレット・商品重量あたりの商品について保管管理をお願いするという意味で保管料という言葉が使われます。

保管料計算における3期制とは何ですか？

3期制というのは、倉庫業界の中で最もスタンダードな料金計算の考え方です。

この方法を用いる時には、まず1ヶ月を下記3つの期間に分けて算出を進めていきます。

・1日～10日
・11日～20日
・21日～末日

それぞれの期間における最大時の貨物数量がわかったら、下記の計算式で保管料を求めていくシステムです。

・1ヶ月あたりの保管料 = 各期最大の荷物数量の合計 × 1期あたりの保管料単価

3期制を使うメリットは何ですか？

品物を頻繁に出し入れすることで在庫量が変動しやすい倉庫の場合、3期制の考え方で保管料計算を行えば、お客様に適切な請求を行えるメリットが得られます。

また商品の入れ替えが少ない冷凍倉庫などの場合は、3期制ではなく2期制を用いられることが多いようです。

3期制の保管在庫数の考え方とは？

上記の計算式で保管料を算出する際には、それぞれの期間における各期最大の荷物数量の合計を求める作業が必要となります。

例えば、2月11日の時点で10個の品物が入っていた倉庫があると仮定します。

この倉庫に13日に5つの品物が入庫した場合、最大の荷物数量は10+5→15と算出することができるのです。

ちなみに17日に7つの品物が出荷されたとしても、最大数量を重視する保管料計算においては、この部分を意識する必要はありません。